「知覚動詞」「使役動詞」再訪:生息域の実感を!(2023年10月29日加筆修正版)

※2023年10月29日に、3ページほど加筆した修正版をリリースしました。旧版の購入者は再ダウンロードをお願いします。

巷の教材ではSVOCなどという記号を付けて「文型」という名の「動詞型」を指導しているようなのですが、私は、少なくとも「ライティング」の観点から言えば、SVOCという記号、ラベル貼りよりは、田地野彰先生の『『意味順』英作文のOSの方に信頼を置いています。

2018年に中村捷(なかむらまさる)氏が『発話型 英文法の教え方・学び方』(開拓社)を出されて、「従来の5文型が学習上役に立たないこと」を説得力を持って示されていたことと、そこで示されていた「基本文型」の「肝」が、まさに『意味順』の「2つ目のだれなにスロット」の捉え方と同じなので、これで万事解決だな、と安心していました。

ところが、それから4年後の今も、巷の「トンデモ」な説明や問題演習は消えてくれてはいません。特に大学受験レベルの指導者の「???」な言説を目にするにつけ、『意味順』も『中村本』もあるのに、どうすりゃいいぜ!と感じることが多々あります。ということで、SVOCなどというラベルが一番貼られがちな、いわゆる「知覚動詞」「使役動詞」を取り上げて解説しようと思い立ったわけです。

今回の更なる改訂作業で、特に「知覚動詞」界隈が充実し、用例は80近くとなりました。

特に「使役」とは実感しにくい、<have + 目的語 + -ing形>の今時の用法にも目配りをし、用例と解説も更に追加しました。最新の辞書でも扱いが不十分な用法ですので、ご活用ください。

この約80の精選例文と解説を読み合わせれば、「英語のセンス」が養われ、磨かれるだろうと思っています。できれば、この記事を消化吸収した後で、「分詞構文」を取り扱った私の記事

にも虚心坦懐に取り組んで欲しいです。

では以下、A4で18ページに増量したpdf を。

ここから先は

0字 / 1ファイル
この記事のみ ¥ 500

こちらは所謂「投げ銭」でのサポートができるエリアです。 個々の記事やマガジンがお気に召しましたら、任意の金額でのサポートをよろしくお願いします。 今後とも有料・無料に関わらず優良な記事の発信が続けられるよう支援していただけると幸せます!