IBJJFワールド2024に向けて

IBJJF世界柔術選手権(以下、ワールド)に黒帯で出場することは僕にとって大きな目標だった。

COVID-19による海外渡航制限がなくなった2023年は、ワールド出場ポイントを獲得するための待ちに待った機会。そして、もうすぐ30歳になる自分にとって、競技者としてのピークは数年以内に来ることを覚悟しており、仕事と家庭の折り合いが付く限りは海外遠征を積極的にしていこうと思った。

その結果、今年は3つのIBJJF大会に出場し、以下の結果を残すことができた。

2023/7/8 名古屋
IBJJFアジア柔術選手権 (ランク3)
黒帯ルースター級 2位
獲得ポイント 3×3×3 = 27pt

2023/9/1 ラスベガス
IBJJF柔術コン・インターナショナル (ランク2)
黒帯ルースター級 2位
獲得ポイント 3×2×3 = 18pt

2023/10/27 メルボルン
IBJJFパンパシフィック柔術選手権 (ランク2)
黒帯ルースター級 優勝 *1人エントリー
獲得ポイント 9×2×3 = 54pt

*参考: IBJJFのポイント計算方法
順位pt × 大会ランクpt × シーズンpt


合計獲得ポイント
27+18+54 = 99pt > 80pt(必要ポイント)

そして、来年のワールド出場権を獲得することができた。

最後の1人優勝はあまりかっこいいポイントの獲り方ではなかったけど、来年のワールド出場を最優先にすればこれが最善手だったと思うし、この海外遠征で得られた経験や、遠征先で出会った人とのコネクションも今後に絶対活きていく。
結果的に、来年のワールドだけでなく、再来年(次々回)のヨーロピアンやパン選手権の出場権まで得ることができた。
来年のヨーロピアンかパンも本当は出たいけどラスベガス、メルボルンの2連戦でお金を使いすぎたのでワールドまで温存しておく。
ルースター級への減量もそれまで温存しようと思う。半年で3回も減量したのは初めてだったけど短期間で体重の増減を繰り返すのは身体への負担が大きいと感じたし、筋肉量も落ちてしまってる感覚がある。

来年のワールド日程はまだ未発表だけど例年通りなら6月頭。あと7ヶ月。
勝つために足りないところはたくさんあるけど、それらを全て埋める時間はない。同カテゴリのほとんどの選手に比べてもおそらく少ない練習時間をどのように使うか、しっかり考えて取捨選択しないといけない。練習環境を整えるのも技術のうち。
悔いのないようにやっていこう。

井手 智朗

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