#23 2022.7.25〜28

7月25日(月)晴れ

働きながら、中華屋の炒飯について考えていた。

プロが作った炒飯が食べたい。家では不可能な超火力でこしらえた、パラパラの炒飯をレンゲですくって食べたい。

しかし、いざ中華屋に行くと何故だろう。炒飯を頼むのがもったいなく感じて、五目焼きそばだのワンタン麺だの、全く別のものを注文してしまうのだ。

「ま、炒飯なんていつでも食べられるしな…」

いやいや、今年こそ縮めたい。私と炒飯の間にある微妙な距離感。先月行った中華屋で、お洒落なおばさんが一瞬の躊躇いもなく「炒飯ひとつ」と頼んでいたのがなんか良かった。

帰宅して、夕食とお風呂を済ませ、30分ほど絵を描いた。時間を決めないと睡眠時間を削ってでも描いてしまう。そうしていつのまにか疲れを溜め込んで、全く描かない時期を作ってしまうので、それを避けるためにも短時間で切り上げるようにしている。タイマーが最近のお供。なんだか小学生みたいだ。

7月26日(火)晴れ

暑い。北東北は本日、ようやく梅雨が明けた。本格的な夏の到来である。職場で「暑いですね」を何回言って、聞いたのだろう。

いつものように仕事をして帰宅。日中は帰りにどこかでアイスコーヒーでも飲むかと思っていたのに、あまりの暑さにどこにも寄る気力がなかった。文庫本まで用意していたのに、まあ、こんなもんだ。

夏仕様の琥珀糖を買っていたことを思い出す。青色がソーダ風味で好みの味。こんな宝石みたいなお菓子、誰が考えたのだろう。私は琥珀糖が大好きで、店で見つけるとつい買ってしまう。意識しないと一日で完食してしまうので一日一粒だけと決めた。しかもこれは朝に食べるのだ。おまじないみたいでいいでしょ。おまじないに深い意味がないように、この行為にも意味などない。

いつか自分でも作ってみたい、甘い宝石たち。

今日も今日とて少しだけ絵を描く。

7月27日(水) 晴れ

疲労困憊。おわり。

7月28日(木)晴れ

今日も今日とて暑い。

仕事で書類を200枚近く捌く。
おおよそその半分が本来ならば必要のない手続きの書類なのだが、業務上、形式的に処理せねばならない。紙、もったいないなー。

友人と公園で1時間ほど散歩する。川沿いは風が吹くので気持ちが良い。外を歩く機会が増えたので、去年よりもやや日に焼けている。夏だなあ、と思う。

夜、居間でごろごろしていたらいつのまにか寝落ちしていたらしい。喉の渇きで2時に目が覚める。若干頭が痛い。熱中症にならないよう気をつけなければ。