#36 今日も生きた

休み。今の職に就いてから初めて有給を使った。久々に10時までぐっすりと眠り、昼は母とお気に入りのご飯屋さんへ行った。いちじくのタルトが美味だった。

ここ最近はメンタルの浮き沈みが激しかったので、今日休みをとったのは正解だったと思う。忙しくても駄目、暇でも駄目。この不安定さは子供のころから全く変わらない。寧ろ社会生活を送らなければならない大人になって、甘えが効かなくなってしまったから辛さが浮き彫りになることが増えた。

だが長年この不調と向き合ってきたので、苦しくなったときの対処法も少しずつではあるが、着実に増えている。私の場合はとにかく何かしら行動すること。掃除をしたり絵を描いたり読書をしたり。何かに没頭することでなんとか正気を保っている。このnoteだってそのひとつだ。

苦しさ、辛さに呑まれないように、自暴自棄にならないように、とにかく今に集中することが私には合っている。過集中になりがちなので、疲弊してしまわないように時間を設定したり、こまめに休憩を取ったり、自分を管理するためのノートまで作って、なんとか普通の人のふりをしている。

頑張ってるよな、と我ながら思う。一方で何をここまで頑張らなければ人並みの生活ができないのだろうとも思う。ていうか、人並みって何だろう。人並みとか意識するから私はいつまでも苦しいのだろうか。何にせよ今はあまり深く考えない方がいいのかもしれない。

とにかく私は私の幸せのために、自分が心地よいと思える瞬間のために、日々を死なないように生きている。それが意識できるようになっただけで、努力できるようになっただけで良し、と思うことにする。

何も楽しいことだけが人生ではないのだよ。茫漠とした苦しみがあったってそれもまた等しく私の人生じゃないか。