見出し画像

横並び主義

 おはようございます☀本日は珍しく本業の話しをしたいと思います。実は私、小学校の教員をしております。毎日毎日、子ども達を「社会に返す」為に、どのように教育をすればより最適なのかを試行錯誤しております。教師の仕事といえば、どんな事が思い浮かびますか?「授業実践」「学習規律の確立」「生活指導」「集団行動を身につけさせる」「給食指導」「清掃指導」「安全指導」「いじめ対応」「保護者対応」「学校行事の運営」などなど、数え出してみると、思いの外たくさんの業務が存在することが分かります。それに加えて休憩はなし。残業しても残業代は定額制となっています。(基本給の約4%)にも関わらず、時間内に業務が終わる事はないので、ほとんどの教員が、残業代以上に働いています。更に、世間の目も気にしながら24時間体制で、教師としての対応を求められている部分があります。(悪いことしなければいいんですけどね。笑)

その一方で、身分の保障は充実しています。年次有給休暇、ボーナス年に2回(合計でおよそ4ヶ月分)、育児休暇、介護休暇、病休、教育研修の充実、貸与制度の充実などなど、福利厚生関係に関しては、申し分ありません。

 これほどの福利厚生がありながら、どうして学校の先生は病気で長期休暇をしたり、退職したりするパターンが他の職種に比べて多いのでしょうか?その1つとして、考えられるのがタイトルでも挙げさせてもらった「横並び主義」の考え方です。教師の仕事って傍目から見ていると分からない、いろいろな暗黙の了解的なものが存在します。隣のクラスが〇〇をしているから、うちもやらないでおこう。学年主任がNOと言った事は、やってはいけないなど組織としての動きが求められます。いくら子供の為にと言って、授業方法を書物などで研究して実践しても、そのやり方を学年主任が「やらないで」と言えば、やってはいけません。また、その「やらないで」の範囲は、人によっても当然異なります。なので、人によってはそれがストレスになってしまいます。またある人にとっては、それが安心材料でもあります。みなさんはどちら派ですか?       

                     続く。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?