見出し画像

保活にまつわる噂について

こんにちは。

2度目の保活を終えて感じたことを記事に書きましたが、

率直な感想ばかりの記述だったので、これから保活を行う方に少しは役に立つことを書いてみたいなと思ったので、今日はそれをテーマに書きたいと思います。。ただ、私が勝手にそう思っているだけで、何の参考にもならなかったらごめんなさい。(最初に謝ります。)


1度目、2度目の保活の中で、ママ友界隈やネットから、次のような噂を目に(耳に)する機会がありました。

①内定をもらうために、役所の窓口を何度も訪れて名前を覚えてもらう

②内定をもらうために、役所の保育課あてに切実な思いを書いた手紙を書く

③公務員は優先に入園できる

現実に、仲の良いママ友も、これらの噂を信じ切っていて、私は仰天しました。

まず、③はなかったです。公立保育園が多かったり、認可保育園の申込みは自治体にするのでそういう誤解があるのかもしれませんが、そんなことをしたらますます公務員バッシングがひどくなりそうですし。

確か私の住む自治体では保育士さんは優遇がありました。保育士(公立、私立保育園問わず)として復帰するのを条件に加点(ポイント)がもらえ、選考で有利になる仕組みです。これは、保育士の人手不足の解消という政策的な手法でアリだと思います。

他にも保育士に限らず、あらゆる職業で人手不足が深刻と聞きますので、それらの対策として特定の職業の方の復帰を促進する目的で加点の項目にするのは地域によっては今後ありうるかもしれません。将来、公務員のなり手が足りなくて自治体の運営に支障が出るぐらいになったら、公務員の優遇も出てくるのですかね。

次に、①と②についても、私はないと思っています。行政の仕事の仕方は、細かく基準が決まっていて、特に保育園の選考は、行政処分といって法的な決定ですから、その基準の公開も法律で義務付けられています

じゃあ、同じ点数で並んだらどうするのか?名前を覚えるほど熱心に窓口に来た人、保育園に入れなかったらどれだけ困るかを切実に訴えて来た人の方が、何もアプローチがなくただ郵送で申込みをしてきた人より有利にしてあげようとする心理が働くのではないか?と思う方もいるかもしれませんが、それはないです。

まず、同じ点数で並んだら?ですが、同じ点数で並んだ場合の選考基準が明らかにされています。例えば、所得(少ないほうが有利です。)、自治体居住期間(居住年数が長い方が有利です。)など。他にも数十項目の基準があり、どれも役所が把握している公的な書類で確認が可能です。所得が1円単位で同額で、居住期間も全く同じで…ってほぼあり得ないですよね。なので、同じ点数であっても客観的に順番がつけられるのです。これらのことは一応「入園の手引き」に書いてありますが、読むのが苦になるほど分厚く何がどこに書かれているのかよく分からなくなるんですよね…(苦笑)

また、役所には、情報公開請求の制度や、処分(落選)に不服がある場合は不服申立ての制度があります。さらにその先には訴訟というケースも考えられますから、上記のように細かい基準が設け、職員個人の恣意的な判断ができないような仕組みになっています。

なので、これから保活をされる皆さん。安心してください。顔や名前を覚えてもらうためだけに、赤ちゃんを連れて役所の窓口に行く必要はありません。(相談や質問は別ですよ!分からないことは聞いたほうがいいです!)お手紙も書く必要はありません。書くのは入園の申込書類だけで大丈夫です。

ただでさえ育児と家事で忙しいのですから、余計な心配はせず、その分、お子さんとゆったり過ごしたり、自分の時間にあててください。

どなたかのお役に立てれば幸いです。

ではまた。