見出し画像

Tableauで映画の移り変わりを見える化してみた

はじめに

Tableau DATA Saberに挑戦中です。
昨年末に「そういえば今年は邦画ばかり観たな」と思い、映画にまつわるデータを扱ってみることにしました。


使用したデータ

自治体がExcelやCSVでデータ公開しているケースが多いのに対し、業界団体はWebページ上に表を貼り付けているケースが多い印象を受けました。

今回は下記2サイトの情報をブラウザ上でコピーし、直接Tableauにペーストする方法をとってみました。

1.映画館数・入場者数・興行収入の情報

2.歴代興行収入ベスト100タイトル

Tableauへの取り込み

直接Tableauにペーストするとワークシートが表示されるので、ワークシート上で項目名の編集や計算フィールドの作成を行いました。

初期状態。項目名が英数字だったりスクリーン数に()が含まれていたり
最終形。このあとデータソース画面で「西暦=NULL」以外を抽出しました
ベスト100タイトルのデータも同様に整理しました

2データの紐づけ

今回2データは西暦を紐づける必要があったため、ブレンドを使ってリレーションの設定をしました。

ベスト100タイトルは日付が設定されていますが、年でブレンドします

またダッシュボードのフィルター設定においても同様の設定を入れることで「グラフをクリックすると同年にランクインしたタイトルが分かる」ようにしました。

Vizを見て分かること

実際見える化してみると、邦画のシェアが増えていることが分かりました。その他所感を羅列してみます。

2022年は邦画が4本もランクインしました
  • 映画館(特にシネコン)はこの20年で大きく増えたが、直近5年は大きな変化なし。

  • コロナ禍で興行収入は一時的に大幅減したが、映画館の総数自体は減っていない。

  • 入場者数と興行収入の線形は似ている。
    (映画料金は基本一律・これまで大幅な値上げがなかったことを踏まえると当然なのかもしれない)

  • 2020年以降、邦画のシェアが伸びているがランクインしているのはいずれもアニメ作品だった。

おわりに

Webサイト上の表をTableauに直接貼り付けてVizを作成しましたが、一度CSV化せずともデータとして整理することができ改めて便利なツールだなと思いました。
また今回は数値だけでなくタイトルを表示させることで、データの持つ意味を体感として持てる感覚がありました。今後も視覚情報と文字情報を上手く組み合わせることを意識してみたいです。

今回作成したViz

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?