相手がイメージできるように伝えるために、ヒアリングすることってUXデザインの大事なスキルではないか?
とあるプロジェクトのブレストで
こんな会話があった
「実績を入れてほしい」
「わかりました"こんなことできます"といったものいれます」
「いや"できます”ではダメです」
???
どういうことだろうか。
ウェブの辞書で調べると下記のような内容です。
実績とは、過去に実際に挙げた成績・業績のことである。 特に仕事や研究などにおける功績・手柄を指す意味で用いられる。
https://www.weblio.jp/content/%E5%AE%9F%E7%B8%BE
「こんなことできます」という内容にあっているはず・・・
もう少し具体的に教えてほしいと質問してみました。
「相手ができるということを判断できる情報は何かを考え、つたえることです。仕事なので、お金払ってもいいと思わせることです。」と。
きた!!!!!
というのも、デザイン科の大学生3年生にユーザーリサーチ論という授業をやっていて、レポートを55本読んでいく中で想像しやすく、伝わりやすい文章の傾向がつかめてきたのです。
レポートのテーマ
「人生の先輩にかけがえのない思い出を聞き、独自の経験から思い出のどんなところに価値があるのか浮き彫りにする」
独自の経験をインタビューで引き出して思い出のどんなところに価値があるのか2枚のレポートにしてもらう課題です。
例として母親にインタビューして出産の経験をレポートしてくれたものを書いてみます(内容は私がnote用に書きました)。
1枚目は幸せの時間を説明する文章、2枚目は経験がどのような価値になったか説明する文章です。
AとBを比べると内容は変わりませんが、情報量が多く読み手がわかりやすいです。
Bの方がきちんとヒアリングしていることがわかります。逆にいうとヒアリングをしないと表現できない!ということです。
打合せと学生のレポートに共通しているのは「相手が想像できるようにアウトプットするには」ヒアリングが肝心ということ。
話を戻すと。
受託でUXデザインをするときには自分の知らない領域を担当することもあるし、担当者のバックグラウンドもわからなし、ユーザー像もない状態からスタートします。
そこをつなぐハブとしての役割がUXデザイナーの隠れた価値かなと思ってたのしめると音楽で言うところのセッションのような状態になり、たのしくなりますね。
そんなことを思ったのでした。
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