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a quiet talk-2020/6/2

声をからし叫び、涙を流し、興奮と激情と絶望を全身に込めて、時には命の危険を恐れながらも、怒号と棍棒の嵐の中に身を置く人々がいる。平穏な日常を手にするために。

劣悪な環境で大人の恫喝や暴力に、幼い心や命を削っている子供たちがいる。日々の糧を得るために。

理不尽な外圧に、その声を封じられても力強く立ち上がる若い人たちがいる。人々の将来に光をもたらすために。

芸術は人間の哀しみから生まれ、平和には闘いが伴い、秩序は混乱を前提とし、善悪の追及が共同体を歪ませるのは、なぜか。

逃避に不知、無視。ヒトとしての"倫理"に反した事象に接しているというのに。何をしているのだろう、私は。

何のために、ヒトは、私は"高次な機能"を持ってこの世にいるのだろう。或いはいることになっているのか。

このところの無力感と罪悪感ーこんなことでも、公共のメディア(このブログ)に載せられることの貴さを思い、静かに祈るーBaltimore

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