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【ココロの旅#46 】「ノ-ノラ・ジョーンズ」-ワタクシの人生「イロハ帳」

 こんにちは、10月も早半ばに差し掛かりましたが、皆さんお元気ですか。
日中は夏日を越える地域もまだあるようですが、週末は急に気温が下がる予報も出ています。どうぞ体調管理を充分になさってください。

ノラ・ジョーンズ(Norah Jones)
~印象深い方々②~

1)一般的情報:

📖本名:ギータリ・ノラ・ジョーンズ・シャンカール,1979年3月30日生まれの米国のシンガーソングライター・ピアニスト2002年デビュー、女優。詳しくはこちら。

🐐日本にもファンの多い彼女。無論、個人的に面識がある訳ではありませんが、彼女がデビューしてもう20年近くになることを改めて知り、時の流れの速さに驚いています(苦笑)

2)ワタクシの旅:

🎹2005年4月@大阪厚生年金会館大ホール(当時)

ファーストアルバム「Come Away With Me」大ヒットの後のセカンドアルバム「Feels Like Home」を引っ提げてのワールドツアー、wiki情報によれば日本各地をまわって、日本のファイナルは武道館!その人気の凄まじさが窺われますね。

実は、セカンドは買わずファーストだけをヘビーに聞いていたのですが、大阪3daysの一日の席を何とか手に入れて会場に行きました。
バンド(もいたんでしょうね?)の記憶が薄いほど、彼女とグランドピアノの圧倒的存在感が光るステージでした(表現が貧しいなー)。

何しろ、とにかく上手い。勿論、当たり前のことなんですが。
皆さんお分かりと思いますが、ライブとCD/配信では音の響きや機材・演奏法が異なるので、ある程度の落差は仕方ないのですが、が、が、
・・・が、ノラ・ジョーンズにはそれがない!
全くCDと同じ響きという訳ではないのですが、比較的大箱でも彼女の声は割れることもなくスムーズでした。「この人、ホンマに上手いわ~♪」と驚嘆しました。若干26歳ながら(良い意味で)熟した歌い方と卓越したピアノ。
ジャズは相当の音楽的スキルや実力、それにセンスがないとこなせないということを改めて実感したライブでした。

🐐ステージがとてもシンプルで、彼女の魅力が自然に際立つ演出だったように覚えています。途中、何かの曲で「一緒に歌いましょう!」と会場に呼び掛けるほどフレンドリーな彼女でした。

🍷Don't Know Why

多くの皆さんが、ワタクシと同じようにこの「Don't Know Why」で彼女を知り、彼女の音楽に興味を持たれたことと思います。

当時グラミー賞を総なめするほど話題になりましたが、その背景には、2001/9/11の米国同時多発テロがありました。
この曲は、ジェシー・ハリスという米国シンガーソングライターのカバーだそうですが、歌詞の内容が、当時、テロで愛する人を亡くした人々の心情に寄り添うものとされたようです。
確かに、歌詞を追って見ると、残された我々の、この、行き場のない辛さ、悲しみ、何より自らを責める気持ちが、この悲劇の理不尽さを伝えている。

以前ご紹介した映画「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い 」もこの9.11がテーマですが、もうすぐ米国大統領選挙、米国民の判断はどのようなものになるでしょうか。

🐐歌詞の中に「心をワインで満たしても...」というくだりがあるのですが、原語は[drench]なので満たすというより、滴るほど心をワインに浸すみたいな感じです。
...やさぐれてワイン漬けだったあの頃の自分の姿が重なるな...(遠い目)

🍂これからの季節にオススメ

ファーストアルバム「Come Away With Me」しか聞いていないので、偉そうなことは言えませんが、このアルバムは秀逸!(彼女自身は様々な葛藤があったそうですが...)
よく聞いています(秋から冬にかけてが多いような)。
声がまだ若々しいのですが、その若さと老成した歌詞と音の組合せが心地良い一枚です。

🐐「Shoot The Moon」
今の時期にはこちらもお勧めです...夕暮れ時にどうぞ😊


3)おまけ:

文中にCDと書きましたが、配信サブスク主体の最近の若い世代の中には、CDの存在を却って「オフラインでも聞けるのチョー便利じゃん(※意訳です)」と思う人もいるそうです(笑)・・・面白いですね。

<今日の美---Red wine from Tunisia>

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