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【素的視点から#036】静けさとともに

子どもの頃に過ごしたような8月を夏というのであれば、この夏は燃焼不良でした。

これは、社会情勢云々ということでもなく、前回のブログで書いたように、自身がなんとなく、この世のモノではないような、眼前で起きていることもどこか何事でもないように見えるという、ぼんやりさんの状態。

目の前のあれこれとともに、比較的遠くの過去をふと思い出したりもして。

茫洋とした海を遠くからぼんやり眺めているような。

いや、むしろ、学生の頃に観た映画「グランブルー」の、無防備なまま、深く深く潜っていく、あの主人公の姿に近いかも。

傍観者のつもりが、いつの間にか、どっぷり内省沼に浸かっていたのでしょうね。

朝晩はもう秋、けれど今はまだ、この夏のぼんやりの海に沈んでいたい気分…

<今日の美>

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