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【素的視点から#056】ココロで知る体温

前回のブログからの引き続きです。

ベルばらを読み、トスカを鑑賞した後、「原因と結果」がそんなに明確に、そして、端的につながるものかとふと疑問に思いました。

特に、ベルばらはフランス革命がベース、豪奢な生活を送っていた国王と王妃、それに群がる貴族達vs貧しく苦しい生活を強いられていた一般市民という構図が、革命の原因と結果であるというのが一般的な理解ですよね。

実際、400年近く経った現代人も、今でも『格差是正』に向けたムーブメントは世界各地で起こっていますから、ベルばら時代の社会情勢は”当然”是正されるべきことだったのだと理解できますし、少なくとも学校ではそう習いました。

けれども、けれども、、、ベルばらやトスカを通じて「原因と結果」の間には無数のストーリーがあったことを知ると、

「なぜ それが 起きたか」など何処かへ飛んで行ってしまい、残るはただ情熱のみなのだと思いました。

いずれも恋愛を軸にした創作物であるということを排除しても、あらゆる出来事に対して、情熱或いは体温を感じるのです。

…そんなことを思うのも、このところ急に季節が進み、外気が冬の始めのように感じるようになったからでしょうか。

<今日の美>



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