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【素的視点から#019】映画から日々を振り返ると…①LIFE!

先日、「LIFE!」と「ジョジョラビット」という2本の映画を観ました。

月一回以上映画を観ることにしてはいるのですが、この時は、散歩中になんとなくDVD店に寄りたくなりフラッとお店に入りました。

そしてこの2作品も、なんとなく目についたので選んだだけなのですが、マアナント!
これらの内容が自身がここ数年抱えていたわだかまり&最近起こった出来事と見事にシンクロしていて、ビックリ!

自分の勘、要は“なんとなく”の的中率に震えると共に(大袈裟?)、ようやく心の声を”眼前化”することを実感しました。

1本目の「LIFE!」は、(ごく大雑把に言うと)米国ライフ誌を舞台に、実直に真摯にフィルム管理を続けてきた主人公が、社の方針変更によって紙媒体からデジタル化へ移行するにあたり、最終号となる表紙の写真ネガを入手するべく奇想天外な旅に出る、というお話。

まずは『妄想癖のある真面目な主人公』というところが、シンクロ。
私が認識している私そっくりで苦笑、その妄想の傾向まで実にそっくり。

また、その主人公の仕事への静かな熱い思いも、仕事に没入していた時分の私に重なる。

そして、奇想天外な旅。
無論、劇中のようなハチャメチャな旅は現実にはあり得ませんが、私も旅の中では、いつも何かしらの、ガイドブックにはない濃ゆ〜い経験をしてきました。
これもひとえに「見たい・知りたい・体感したい」という己れの真摯な使命を果たすため。

要は、この映画は自身の姿をデフォルメしたような映画…ジャンルは“コメディ”なのですが、笑えなかった、否、笑えない自分に苦笑したのですが。

ただ、苦笑しながらも、自分に似た誰かを遠巻きに眺めることは、自身が”引っかかり”を覚える自分のある部分を他人事のように見ることでもあり、カタルシスのような効果がありました。

主人公への投影や感情移入のようなものと違い、『世の中の人辞典』というのか、私自身をある事例として眺めるのは何とも興味深く、ある種の『お気楽さ』を感じることができました。

とはいえ、エンディングで新しいスタートを切る主人公の姿に、やっぱり、自分のこれからの姿を重ねてしまいましたけどね。

次回は「ジョジョラビット」と私について書きます。


<今日の美>

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