20年連れ添ってるアレ
アレ なんて意味深な言い方をしましたが、頭のイボの話です。
小学生の頃、朝髪を梳かしている時に発見してはや20年。うなじよりも3cmくらい上にちょこんと生えているそのイボを、今年中に取る予定です。
見つけた当時母親に相談したら「皮膚科で焼いてもらう?」なんて言われたんですが、幼い私は「いやいや、焼く?冗談じゃない...!!」とビビりまくってしまい、そのままにしていました。
ずーっと「なんとなく邪魔だなあ、取りたいなあ」なんて思いつつ、あまり頻繁に櫛が当たる場所でもないので時々思い出しては「あっ、あるある〜」なんて言ってぷにぷにした毛の生えたイボを触って確認する、みたいな生活を20年。
気づいた頃から大きくなったりすることもなく、硬さも色も変わりないみたいです。(自分では見られないので数年に1回くらい、気が向いた時に妹や夫に見てもらってます)
もしかしたら生まれた時からあったのか?
もはや体の一部みたいな気がしなくもないイボなんですが、2人目の子供が保育園に行き始めて(慣らし保育中)仕事もなく数時間自由な時間が出来たので急に思い立って皮膚科に行って来ました。
事前にインターネットで調べたところ、治療法としては
・レーザーで焼き切る
・液体窒素で焼き切る
・手術で切って縫合する
の3種類があるみたいでした。
保険適用で、手術以外なら2000円程度で済むらしい。
たいして大きいイボでもないし、もしかしたら当日でも取ってくれるかも〜なんて思いながら、いつも子供を連れて行く皮膚科に行きました。
平日の昼間なので5分も待たずササッと診察室に呼ばれて、まずは看護師さんにイボの状態と併せて持病や薬の確認をしてもらいました。
余談ですが看護師さんに「イボかもしれないし、盛り上がったホクロかもしれない」と言われて、人生で初めて「あっ、ホクロの可能性あったのか...」と思いました。以下「イボ(仮)」と呼びます。
それから少しして先生登場。この先生めちゃめちゃ無口で全然笑わないし、診察室で「シーン...」って気まずい沈黙になることが結構あるんですが、嫌いじゃないです。その話はまたいつかしたいなと思います。
「ちょっと見せてもらっても良いですか。」
と言われて自分で髪をバサバサよけて頭を捻って下を向いたんですが、妹や夫にしか見せたことないイボ(仮)を異性に見せるのなんか恥ずかしいな。
ただのイボ(仮)なんだけど。
先生は3秒くらいイボ(仮)を注視した後
「あなたが良ければなんだけど、これは予約して手術になりますね」
え?手術???
レーザーとかは聞かないの???
「えーっと、、、それって時間かかりますか?」
「いや、20分くらいだね。看護師さん、同意書持ってきて〜」
あれ??私まだ良いって言ってないのに...?笑
先生に聞いたら、基本的に焼くより切っちゃった方が簡単らしい(あと自分で思ってたよりイボが大きかったみたい)
多分どこいっても同じで切る事になるけど、縫合が上手いのは○○病院の先生かな...と後から看護師さんがこっそり教えてくれました。優しい。
どうせ頭だから縫い目も見えないし、乗りかかった船なのでこの病院でやってもらうことに。
数千円でできるらしく、同意書をもらって説明を受けて、空いてる日に予約を入れてもらいました。
今まで20年も一緒に過ごしてきたのに、1度も肉眼で見たことがないイボ(仮)を生で見られると思うとすごくドキドキしています。
しかもイボなのかホクロなのか、可能性は低いけど悪性腫瘍なのか等調べて貰えるらしいです。
やったね!
ここまで書いて、この気持ちはちょっと出産に近いなと思いました。ずっと一緒なのに顔は分娩でやっと見られるみたいな。
手術予定日は8月下旬。
楽しみだなあ〜。