宝塚歌劇団雪組公演 蒼穹の昴を語る①

はじめまして。
私、宝塚に目覚めて2年目(宝塚式に言うと研2)のサニーさきなと申します。
2021年夏、彩風咲奈さんに堕ちてからのヅカオタ、まだまだ新参者でございます。

彩風咲奈さん(以下咲ちゃんと呼ばせていただきます)の大劇場公演3作目は、浅田次郎先生の大ベストセラーで今なおシリーズが続いている歴史大作『蒼穹の昴』。
この公演が本当に素晴らしいんです!!!

今までの『CITY HUNTER』、『夢介千両みやげ』も大好きでしょうがないのですが、この『蒼穹の昴』はそれらを超えるくらいの素晴らしさなんです。
あれ?、と思う部分もありますが、トータルで観ると本当にいいんですよ。
宝塚歌劇団雪組が本当に大好きになる作品だと思います。
そこで極めて自己満足ではありますが、この作品の良さをこの場をお借りして語りたいと思います。

①雪組の芝居力の高さ

この作品はお芝居だけで全2幕の構成で、最後に歌とダンスのフィナーレがあります。
咲ちゃんが雪組トップスターに就任してからは、雪組のダンス力が目立つ感じがしていましたが、(もちろん、お芝居も素晴らしいのですが)
この『蒼穹の昴』は、雪組のお芝居の底力をまざまざと見せつける作品と感じます。

冒頭の酒場のシーンからその一端を自分は感じました。
この場面に登場するのが、主人公•文秀の咲ちゃん、真那春人さん(まなはる)、久城あすさん(あす)、諏訪さきさん(くっすー、すわっち)、組長の奏乃はるとさん(にわさん)、そして専科の汝鳥伶さん(ゆうちゃんさん)です。
ゆうちゃんさん以外は生粋の雪組生です。
(その後、雪組に組替えしてきた朝美絢さんと朝月希和さんが登場)

脚本の原田諒先生はこの場面のメンバーは『よりすぐりのメンバー』とおっしゃっているのですが、生粋の雪組生で固めてきたのはちょっぴりですが意味があるな、と。
お芝居が進むにつれ、このメンバーがそれぞれ重要な役として出てきます。冒頭とはガラッと変わりますので、チェックしてほしいです。

②専科より6名出演の意味

今回、この公演には専科から 京三紗さん(いっちゃんさん)、ゆうちゃんさん、一樹千尋さん(ひろさん)、夏美ようさん(はっちさん)、悠真倫さん(まりんさん)、凪七瑠海さん(かちゃさん)、の6名が出演されています。
一つの公演で専科からは1〜3名ぐらい出演されるのですが、今回6名出演。
雪組生の役が減ってしまう、との声もありましたが、この公演においては、専科のみなさんの存在なくしては成立しないくらい重要なポジションをつとめられています。
みなさん本当に演技が素晴らしいんです。
ゆうちゃんさん、はっちさん以外は劇場で見るのは実は初めてだったのですが、その演技力、存在感にやられてしまいました。
そして、専科のみなさんが加わることで、雪組生の底力が間違いなくアップしています。
雪組生、専科のみなさんの団結力にも注目です。

③劇中音楽の素晴らしさ

衣装、セットの豪華さは沢山のところで語られていると思うので、ここでは音楽の素晴らしさを語りたいと思います。

いっちゃんさんのナレーションからこの舞台は始まるのですが、そのときの曲から一気に物語に引き込まれていきます。
劇中歌もバラエティにとんでいますが、どれも物語、お役にピッタリの曲ばかりです。
ソロ(彩風、朝美、朝月、和希、凪七、一樹、天月)、デュエット(彩風•朝美、彩風•朝月)、トリデンテ(彩風、朝月、朝美)はどれも素晴らしいので、耳でもご堪能いただきたいなぁ、と。
特に咲ちゃんの一幕最後の場面でのソロと朝月希和さん(きわちゃん)のソロ、私は涙腺が決壊しかけます。

あら、結構な長文に。
また、折をみて続きを
お付き合いいただきありがとうございました。

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