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徒然なるアナログ生活~今日の1枚~VOL.38 22.08.02

世界で一番熱い夏 もとい 世界で一番暑い夏

ときめきもへったくれもない地獄の暑さ…。溶ける。プリプリは永遠。

異常なまでに暑い昨今、どうも皆様おはこんばんにちは。ご無事にお過ごしでしょうか。
筆者は毎日の通勤で「ととのう」というやつの片鱗をつかみかけています。
それほどに暑い

そしてなぜなのか、オフィスが暑い
社内ニートには堪える環境過ぎて、気付の為にこのエントリーを書いている始末(笑)

ダメリーマン、ここに極まれり。ハハッ


さて、各所で40度に迫る暑さの中お送りしますのは、80年代のこの1枚。

筆者所有 UKオリジナル盤

The Style Council/Our Favorite Shop

1985年作。80年代のど真ん中。われらがポール・ウェラー率いるスタカンが放ったニューウェーブ名盤。
スタカンの名盤と言えば84年のカフェ・ブリュを多くの人がチョイスすると思う。実際めっちゃ名盤。

とはいえ、本作も負けていない

新たなポップサウンドを開拓。モッズやってた人間が作ったとは思えないキャッチーさ笑
カフェブリュの前衛さは奥に引っ込み、ポール・ウェラーが接近していたブラックミュージック、それもモータウンのようなサウンドが表層化している。

ポールのボーカルは味わいをそのままに程よい緩さを伴い、ホーンセクション、ストリングスを初めとしたニューウェーブ特有のサウンドを上手く織り込み、軽快に鳴らしてくる。

ビート感、テンポ、実に80's然としていながら、ロックであることを忘れない。

ポップさだけでも、モータウンサウンドだけでもなく、The JAMの匂いは端々に。

上手い。

まさにニューウェーブ。

本作で筆者が好きな1曲のうちの1つだ。

このニューウェーブ感。たまらん。
コーラスワークはモータウンのそれ。グッと身体が動いてしまうメロとドラムワーク。
何よりポールのボーカルがくっそカッコイイ。

こちらも捨てがたい1曲。
オシャレ感の塊。刻まれるギターの控えめながら要所を衝く感じ。エレピ、キーボードと前面のサウンドも良い。

既存の枠を越え、様々な音楽的要素が入り交じりつつ、散漫にならないあたりがスタカンのスタカンたる所以。ダレる冗長さをギリギリで回避する。

聴き心地の良い、耳あたりの良いメロウさに、縦ノリ。
これを最高と呼ばずしてなんと呼ぼうか。

オシャレでクール
モッズとはまた違った、大人なカッコ良さをポール・ウェラーが提示してきた。

これぞまさにシティポップ。

バーでかけたらみんな踊り出すこと請け合いだ笑

夏の気だるさを軽快に薄めてくれる本作。
ニューウェーブやシティポップ好きには是非オススメの名盤だ。

このうだる夏が少し快適になるかもしれない。 知らんけど笑


品物はココナッツディスク吉祥寺店、通称ココ吉さんで購入。
The JAMを探していたら出会ってしまった。
そして熱い手書きの商品カード。

買わない選択肢はなかった。笑

帰って見ればオリジナル盤!
音の出も奥行も粒立ちも何もかも最高。
ニューウェーブはオリジナル盤がお手頃に手に入るので非常に助かる。
お気に入りの1枚。そしてココ吉は楽園。


といったところで本日はここまで。
暑くて暑くてたまらず、冷たい飲料を買いに行って、汗だくになるこのやるせなさ。
明日は雨だっていうし、なんとも憂鬱。

クーラーの効いた部屋で、キンキンにしたジンを、ショットグラスを呷りながら、アナログに一日浸っていたい笑

日常の片隅に名盤を。

また次回、名盤とともにお会いしましょう。

それでは!!

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