徒然なるアナログ生活〜今日の1枚〜VOL.25 22.06.27
猛暑が過ぎる。
梅雨明け早い。
電気が足りない!
立て続けに起こる事象に頭も身体もついていきません…。
松岡修三は今国外のはずでは…?
猛暑、熱帯夜続く数日、皆さん、ご無事ですか?
わたくしは暑さを理由に出社拒否出来ないか、毎日社内ニートしながら考えています←
さて、本日は予告通りのとっておき。
個人的に近年1番熱い買い物だった逸品をご紹介!
THE DOORS/MORISON HOTEL
70年作の大傑作。
ブルースへの回帰がはじまった一作であり、前作「THE SOFT PARADE」からガラリと作品の方向性を変えてきた変化の1枚でもある。
サイケデリックバンドとしてのイメージばかり先行する彼らだが、その実正統派なロックバンド。
デビューから2作がサイケだっただけの事。
まぁDOORSそのものについてはかつてのエントリーを読んでもらうとして、https://note.com/tmge_lh1011/n/nb23f30fcc709
本作のお話。
ブルース回帰の意思表示が1曲目から炸裂する。
「Roadhouse Blues」
ジム・モリソンがしょっぴかれる映像をこれみよがしに使ってくるあたり最高にロックスター。
ブルース全開のリフ、ドラム、ベース
そこにジム・モリソンのあの声でブルースに乗せて叙情的なボーカルが炸裂する。
キーボードのエッセンスも見逃せない。
この1曲がアルバム全体を引っ張っていると言っても過言ではない。
DOORSのキャリアの中でも出色の出来だ。
続けざまに「Waiting For The Sun」
同名の前作に収録されず、こちらに収録されたのだが、その選択は大正解だった。
サイケな味付けがグッと曲に締りを持たせていて、サイケデリックブルースとでも言おうかという様な名曲だ。
次から次にバラエティに富んだ楽曲が押し寄せてくる。
ロックンロール、ブルース、サイケデリック
いろんな要素がこれでもかと押し寄せてくる。
洪水の様なアルバムで兎にも角にもえげつない。
「Peace Frog/Blue Sunday」はギターとキーボードのフレーズのハーモニーがたまらないし、「Land Ho!」のロックンロール感、「Queen Of The Highway」はしっとりブルースギターが光る。
全曲書くとキリがないので割愛するが、とんでもないアルバムである。
10曲38分の収録時間。
得られる体験は2時間ものの映画を観たかの様な満足感。それでいて何度も聴きたくなる。まさに名盤。
本品はTower Vinylにて購入。
人生で初めて出会ったcut盤。メーカーや問屋が廃盤の目印、回収委託業者に横流しされないように入れたもの。
廃盤、売れ残りを安価に流通させた工夫でもあるらしい。
ジャケットが切れていても中身は立派なオリジナル盤!cut盤だからこそオリジナル盤でも中古は安く購入出来た。
USオリジナル盤。最高である。
音の出方がすごい。
粒立ち、奥行き、文句なし。
また歴代オーナーが大事にしてきたのか、盤質がえぐい。中古とは思えぬ質の良さだった。
オリジナル盤の沼に引き摺りこまれた逸品。
ホントに中々見つけることはないが、cut盤のオリジナル盤を見つけたら即買いをオススメする。
レコード収集を始めて、1番いい買い物であったと思うし、こいつも間違いなく家宝だ。
レコードで聴く楽しさ、意義を教えてくれた1枚でもある。次はモノラルでゲットしたい…
是非機会があればDOORSはアナログで聴いて欲しい。
熱風、突風が吹き荒れる今夜、こんな所でお開き。
いかがだろうか?
私の熱量はお分かりいただけただろうか!
暑苦しいまでに好きなバンドなので、今後も登場するだろうw
都度都度暑苦しいがお付き合いいただきたい。
日常の片隅に名盤を。
また明日、名盤と共にお会いしましょう。
それでは!
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