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2023年振り返り

今年は年越し蕎麦を食べるため行列に並ぶ待ち時間(既に1時間待ってる)に書いてます。備忘録を兼ねて。

■改めて自己紹介は

直前まで走っていたので顔赤い写真

今年は日建設計のキャリア入社枠での紹介人物に社内で選んでいただきインタビュー取材させていただいた記事が日建設計のHPに掲載されています。ちょっと恥ずかしい、 
のでサスティナブルデザイングループの業務についてと個人発のミッションである建設サーキュラーについて、下記リンクで自己紹介を兼ねる。
https://www.nikken.co.jp/ja/career/people/people26.html

2022年から日建設計のエンジニアリング部門サスティナブルデザイングループに所属してはや2年目。
本業の方は、去年から引き続き、基本設計、実施設計、監理意図伝達まで短期間に達成することが求められる某電気設備が主役になる施設の設計を大物として抱えており、筋トレのような業務を遂行しているということ以上に言うことはあまりないですが、来年からは大きな改修系の設計・コンサルティングに係らせていただけそうで、建設ストック活用面でも色々できそうな..

一方で、大学院の頃から建設業界の循環化(サーキュラー)を研究していて、去年は個人で始めた活動は2023年からは社内サーキュラーデザイン研究会とある種正式に活動することができました。その活動の幾つか成果を示すことができたのではと思っています。当然、私一人ではなく様々な方々との協働によるものが多いというのは前提として、特に個人的に動けたなと思うものたちが以下、

■日建設計本社改修
2023年4月に日建設計東京本社ビルの足元1F~4Fを改修しオープンしましたが、去年の夏から資源の資源循環の側面で設計チームと一緒に関わらせていただく機会をいただいていました。改修で新たに使う資源についても循環していけるように自然素材や再生材を採用していく整理は設計チームと行い、一方で現場解体後に普通に捨てらそうになったものの中で勿体ないものにちょっと待ってと言ったり、他再利用にあたって整理されてなデータをEXCELで集計したり、アイデアで貢献してみたりと、、色々トライしてみました。特に2Fのカウンターや4階一部テーブル、アップサイクルされたオフィス家具あたりは濃いめに痕跡を残せたのではなかろうかな...

まだ弊社に来てない人?3Fまでは社員同伴で入れるセミオープンです!

日建設計から出た紙ごみ(図面とか)を再利用し製作した紙煉瓦と紙混ぜテーブルトップのカウンター
現場廃材としてスレンレス扉の再利用

これらのマテリアルは例えばですが他にも色々やっておりまして、こういったことを伝えるために
改修の実動と並行して、東京改修の資源循環マテリアルフローを可視化するということを提案しまして、これは会社のリリースにも掲載いただきました。

日建設計東京本社ビル改修のマテリアルフロー

シンプルに語るとどうも意義を伝えきれないと感じることが多い資源循環という活動を、省略せずに、全体感から細部まで同時に見えるようにすることは重要と、流派のようなものかもですが、信条にしています。

複雑なものをそのままに伝えるみたいなことは以前から持ってる意識。別note↓


また、複数メディアでサーキュラーの側面を取り上げていただきました。
①新建築データ
サーキュラーパートのダイアグラムとテキストを寄稿しました!(新建築は2回目〜)

②日建ジャーナル NJ55
日建設計が発行しているジャーナルの55号p23、24に、同様にマテリアルフローダイアグラムと、こちらには資源循環型の改修によるCO2削減効果を発表しました。CO2削減目指せます。

③AXIS Vol.224
改修の資源再利用の取り組みについて触れていただいています。(これは後で知った)

■CRM&CIC
CRM&CICは、建設業界の資源循環を推進するビジネスアイデアとして構想・実験中の取り組みの略称で、まだパブリックにはしていないですが今年はこれの注力をいれていました。たぶん日本でちゃんとやってる主体はないはず...
このアイデアで、日建設計社内のビジネスアイデアのコンテストに応募、社長・社内役員の方々、外部の方も審査される中、優秀賞(2等相当)を受賞し一定の客観的評価を頂けたのかなと。
このビジネスアイデア、実際に設計部門と連携して、いくつか実案件でお施主様に対してお話させていただくこともあり進めています。日本での建設サーキュラーの追求の上で確実に一歩踏み出したと思っており、来年はこれを対外リリースできることを目指します。

■理工学チャレンジ2023 リコチャレ

建築のサーキュラーをテーマに、内閣府企画の中学生・高校生を対象としたワークショップを開催。こういうことも機会いただいて社内外の友人と一緒に講師やらせていただきました。内容は、建築から定期的に廃棄されることが多い、ある種身近な「消防ホース」という部材を題材にして、定期的に廃棄される資源を”アップサイクル”する方法を考えるというもので、みなさんと一緒に手を使って考えました。

会場セットアップの様子
消防ホース(右のやつ)、他道具..


建築のアイデアに縛られず、モノを再利用することについて一緒に手を動かしながら難しいテーマに取り組めたと思います。ご参加いただいた皆様ありがとうございました!


抱えてる大物と別で、よくこれらをやったと自分を労いたい。そういう機会が訪れる気配はないけど、


■そのほか
2023年は、シドニー、アムステルダム・コペンハーゲンと視察(それぞれ異なる目的で)に行く機会がありました。コペンハーゲンについてはおよそ4,5年ぶりに前々職の同僚に再会し、建設業界の資源循環を進める同士ディスカッションを行う等しました。海外でも、違う肩書きになっても戻って来れるホームのような場所があって良い。。先々は日本にとどまらなぬ活動として広げていきたいと思い新たにしました。

コペンハーゲンにて。前々職の中ボスと議論

■逆に2023年達成できなかったこと
できなかったことも振り返らないとですね。
・一級建築士←そろそろ本気出す
・デンマーク建築都市本←これも大学院からやってるPJになってきた..がやっと校正段階まできた!

■やりたいなと思うこと
・不動産を買う←転職して3年は元手として貯金しようとざっくり決めてたがそろそろ動き出していい感じになってきた。

■2024年にむけて
2022年、30歳となったとき孔子曰くの「立つ」を目標にしていました。建設の資源循環とという分野を「立」てるに一歩踏み出せた2023年だった、、と思う
来年は、具体例を示す重要な年だと感じるので形に知ることが目標。


以上、

来年も、
みなさま何卒よろしくお願い致します。


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