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腕のいいスナイパーと思って依頼したら意外な結末を迎えた話(小説風)(フィクションです)

ふと思いついた話(フィクション)を小説風なタッチで書いてみました。
題材そのものは笑えるものではありませんが、
何が言いたいか、感じて頂き学びになる話になればいいなと。

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ある、人の多い街中の昼下がり、銀行強盗をして○人も犯しかねない危険な銀行強盗が逃亡した。
警察は包囲網を張りながら慎重に犯人を追っているが、焦る犯人は一般人も巻き込みかねない。乗降数もとても多い駅前で、とても人の多い雑踏に犯人は追い詰められている。

ナイフも銃も持っている。多数の通行人が犯人の横を何も知らずにすり抜ける。
僕は一警官でこの捜査に参加しているが、僕から見ても犯人はヤバイやつだ。
このままでは非常に危険であることは僕にでもわかる。
犯人が逃亡するために一般人を人質にとるかもしれない。
いや、もしかしたら開き直り大量○人に切り替えるかも。

なんとか、犯人が取り返しのつかない行動に出る前に止めなければ、、、!

緊張の中、捜査一課長はある一手を下した。
腕のいいと評判のスナイパーに離れた場所からの狙撃を依頼したのだ。

(きっと、スナイパーは犯人をピンポイントで仕留め?て一般人の被害をゼロでこの窮地を救ってくれるだろう)と期待した。
僕も同じ気持ちだ。神様、仏様、スナイパー様!この狙撃を成功させて被害をゼロにしてください!と祈った。

しかし、この腕のいいと思われたスナイパーは意外にも、
慎重かつ大雑把で自分の腕に自信のない仕事人だった。
そして選んだ獲物(銃)は、なんと散弾銃だ!(※銃の狙撃可能な距離などはわかりません。すみません)

え?!
僕は目を疑った。捜査一課長も同じだっただろう。
でも止める間もなく、引き金はひかれたのである・・・

犯人は止まった。
でも、周囲の人たちにも、当然ながら被害が出た。
さいあくの事態を免れたのが不幸中の幸いだが、

当然その後スナイパーにその理由を聞いた。

犯人は危険でした。このシチュエーションでは多少周りを巻き込んでも犯人を止めることが優先されます。
失敗は許されませんので散弾銃を使いました。○傷力は低いですし、僕は間違った判断はしていません。現に犯人は止まりました。
犯人を止めるためには、多少の重軽傷者の犠牲はやむをえません。
(そんなピンポイントで犯人だけを仕留めるなんて無理無理)


捜査一課長は、答えが出せない様子である
そんなつもりで依頼したんじゃない、という思いが横で見ている僕にも伝わってきた。

無理もないが、これで事件は終了を迎えた。
何とも言えない、これでいいのか?という疑問の残る結末になった・・・

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僕はこのような事件が現代社会で、また体の中で起きていないものか、、
と疑問を持っているのであります。
これ以上具体的には控えますが、いかがでしたでしょうか。

今日もお読みいただきありがとうございました。



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