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2024年5月30日 Journal club

みなさま、こんにちは。

当分野で2週ごとに行っているJournal clubの内容をご紹介します。
今週は具芳明先生が担当で、Clinical Infectious DiseasesからAssociation between infectious diseases consultation and mortality in hospitalized patients with Gram-negative bloodstream infection: a retrospective population-wide cohort study という論文を取り上げてくれました。

グラム陰性菌菌血症に対する感染症専門医の介入効果についてカナダで検討された論文を紹介しました。

介入によって30日死亡率が低下し、なかでも病院感染症、複数菌感染症、腸内細菌目細菌以外の細菌、非尿路感染症、多剤耐性菌、早期コンサルトでは介入の効果がより大きいとの結果でした。

グラム陰性菌菌血症のすべては難しいにしても、効果が大きいと見込まれる群を選んで感染症医が積極的に介入することの有効性が示唆されました。

日頃のプラクティスの参考になる結果であり、参考になりました。

感染症医が存在することの意義や価値の追求についてディスカッションしました。


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