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#002 東京の監督署別労災発生状況の分析

こんにちは、masakazuです。
皆さんは働いていて、危ない経験をしたことはないでしょうか。

各都道府県に存在する労働局は各所管局内で発生した
労働災害の発生状況を統計として公表しています

今回はこの情報を用いてダッシュードを作成しました。


データの準備

まずは上記サイトからPDFのデータをDLします。
その後、エクセルの「外部データの取り込み」機能でデータを取り込みます。
とりこんだデータは横に長くなってしまっているので、
Tableau上でピボット等を実施し、使える状態にします。

また、今回は地図データも併せて表示したいので、こちらから住所も読み取りました。

Vizの作成

「過去4年間のデータから、各所の件数の推移を明らかにすること」を目標にしました

以下の構成で示しています
・マップ形式の件数表示 →フィルターにし、署毎のデータをほかのシートで表示するためのキーにします
・ランクチャート →マップの円グラフだけでは1位2位がわかりにくいことや、推移がわかるようにランクチャートを用意しました
・署内の件推移 →昨年度比がわかるようにし、上昇傾向か下降傾向か明らかにします
・署内の業種別推移 →業種ごとに昨年から増減をわかるようにし、増加傾向にある署や減少傾向にある署では何が影響しているかの示唆を得ます

示唆の例

2022年→2023年で全体ランクを3位から2位にあげてしまった中央署では、
最も件数が多い「その他の三次産業」と「商業」では昨年並み(下回る)だったのに対し、3番目から10番目に件数の多い業種が軒並み増加してしまったことによって
全体の件数としても増えてしまっていることがわかります。

このViz抜きで対策を講じるうえでは、
件数の多い「その他の三次産業」と「商業」に関して検討することが第一に思い浮かびますが、
昨年度比を加味するとそれ以外の業種に手を打つことも、今後のさらなる増加を防ぐためには重要かもしれません。

Viz作成を終えて

今回扱ったデータは1次集計されてしまっているので、扱いが難しかったです。
災害1件ごとの生データがオープンデータ化されていると、もう少し高度な分析ができるかもしれません。


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