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Thinking Design Lab Reports

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Thinking Design Lab(TDL)の定例会で話した内容をもとにした簡易レポートです。 TDLの定例会は ①テーマは事前に設定する ②会は自由な場・スタイルで進行 … もっと読む
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#仕事

「小さなチーム、大きな仕事」を読んで・・

アメリカ・シカゴに本社を置くソフトウェア会社「37signals」(2014 年に Basecamp社に社名変更)という企業の創業者のジェイソン・フリード氏と、共同経営者でプログラマーのデイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン氏の2名の著書『小さなチーム、大きな仕事〔完全版〕: 37シグナルズ成功の法則』を知人の経営者におすすめしていただきました。 「学術的な理論」ではなく「37signalsの経験」として書かれている本ですが、私たちが運営するThinking Design

【サマリー】アジャイル化するプロジェクトマネジメント:HBR2022年2月号

ハーバード・ビジネス・レビュー(HBR)の2月号『アジャイル化するプロジェクトマネジメント』を読んでのサマリーnoteです。 * * * * * * * * * 冒頭に、ソフトウェア開発を起源とするアジャイル手法が組織・チームのマネジメントに活かされつつあるということで、その背景に経済の原動力が「オペレーション」(組織の「運営」に関係する)から「プロジェクト」(組織の「変革」に関係する)への移行があることが述べられています。 このnoteは『組織全体でマネジメントスキル

問いは行動するためのコンパスとなる

先週もThinking Design Labの定例会でメンバーと話をしている中で、思考するネタが生まれました。前回は『働きがい』について、4つのアプローチを考えました。 今回は、Labのバリューである「思考と行動の両方をアップデートする」において、重要なファクターである『問いをつくる』について考えました。 『問い』は英語で"Question"で、普通に略すと「質問」になります。自分から相手へ何かを聞くというのが一般的な「質問」です。 今回の『問い』の対象は、相手ではなく

『働きがい』を考えるときの4つのアプローチ

今週のThinking Design Labの定例会で、「最近の関心事」について話をしていたら、メンバーから「働きがい」というキーワードが出てきました。背景としては、そのメンバーが「100人メンター」プロジェクトを実施しているのですが、現状、最大公約数的に多い課題が『働きがい』についてだそうです。 個人的に『働きがい』について考える機会がなかったのと、メンバーが100人メンターをする際の参考に少しでもなればと思ったので、「働きがいを考えるときの4つのアプローチ」について言語