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【レースレポート】あぶくま洞HCミドル級 優勝

機材

Emonda SLR  
ホイール:Aeolus RSL37
タイヤ:GP5000CL 25C  
チューブ:Vittoria Latex

    箱根ヒルクライムに引き続き今回もクリンチャー。特に機材の変更はなし。15分×2本のヒルクライムなんでボトルケージは2つ共に外して軽量化。
    飲み物含め補給ジェルやあんパンを手荷物に預け、1本目と2本目の間に飲み食いする。空気圧はフロント6.8、リア7.0ほど。

ウォーミングアップ

 駐車場から仙台平までゆるゆると登って第2ステージの後半部分の下見を兼ねてゴールまで2㎞ほどまで下山して60-60、もう一回同じくらいまで下って5分L4で。1本目375w、2本目380w、3本目はラップボタン押せてなくて不明、4本目383w、5本目400w。脚も軽く感覚よりパワーが出てる。調子は良さそうな感覚。レースでは自分の感覚よりパワーメーターを信じるのにアップでパワー出てるとパワーメーターを疑う自分がいる…(笑)ちょうどゴール地点辺りまで登ってきたので、もう一度下ってからレースをイメージして登る。5分371w。心拍は159まで。
 アップ完了後にミニ粒あんパンを二つほど口にしてスタート地点まで下山。

 ミドル級は69.76㎏~72.5㎏くらいまでのカテゴリーで一つ下のスーパーウェルター級、ミドル級、それ以上の重いクラスとの混走。一つ下のカテゴリーにはMIVROの伊藤さん、同じミドル級にはKasama Volpeの渡辺さん、彼らがライバルかなと。この二人は必ずマークが必要。他の方はあまり知らない。前年度ミドル級チャンプは今年は出ていない模様。
 8:00過ぎにいよいよスタート。15分370w×2本が個人的な目標。それが出来れば勝ち負けも可能ではないかと。

レース
 第1ステージ

 スタートからしばらくローリングからのリアルスタート。計測開始(STRAVAセグメント含め)がどこからかは分からんけど、とりあえずまずは目先の勝負に勝たなくては。
 リアルスタートからファーストアタックをかます方々が数名いるけど無視して伊藤さんをマーク。しばらく伊藤さんのツキイチで登っていると後ろから1名、渡辺さんが付いてくる。あぶくま洞の駐車場に向かう九十九折ですでに3人に絞られる。脚は軽いがパワーは400w前後で推移していて少し不安。伊藤さんはダンシングが多めだが、自分は急斜面以外はシッティングで。渡辺さんもツキイチで様子は分からないが息遣いは荒い。あぶくま洞の駐車場を過ぎると一瞬の下りがあってそれからやや緩斜面が続く。前半突っ込み過ぎるとここでスピードを乗せられないのだが、アウターに入れて踏めているので、一安心。伊藤さんと先頭交代して400w近くで牽く。伊藤さんはポーカーフェイスで余裕があるのかキツいのかいまいち分からない。渡辺さんも付いてきている。先頭交代して渡辺さんが先頭に出るが、きつそうでペースが上がらない。渡辺さんをリストラしようとしばらく足をためて500w超えくらいで少し踏んで先頭に出てみると伊藤さんと二人になった。最後の300mほどの斜度のきつくなるところでのスプリント勝負かなと思っていたが、その後370w〜400wくらいで踏み続けていたら伊藤さんも離れていった。そのまま垂れないようにゴールまで登り切って第1ステージ1位。

リアルスタートからゴールまで4.93㎞ 15:15/372w

 ゴール後にポカリスエット、ジェル、ミニつぶあんパン2つ程を補給。脚はそれほど疲れていない。2位の渡辺さんとは30秒の差なので、第2ステージは渡辺さんについて行けば優勝なので、変な走りをしなければ優勝できるのは間違いない。逆に渡辺さんが優勝を狙うには、私が黄金のタレをかます必要があるので、どこかでリスクを冒さなければいけない。
 少しして下山。下山してから第2ステージのスタートまで1時間以上あって、少し休憩してから9:30頃からたらたらと体が固まらないように流す。トイレは男女共用で2個の個室のみなので大渋滞…。

 第2ステージ

 10:00過ぎスタート。こちらはマスドスタートの為、1列目に並ぶ。スタートと同時に複数名アタックして飛び出していくが、伊藤さん、渡辺さんをマーク。最初の平坦は集団内で脚をためて、登りが始まるところで本格的なレース開始。伊藤さんは私にツキイチ、渡辺さんは前半から飛ばし先頭。一時は5秒程度の差が付いていたかな。400wほどで登っているが、なかなか差が縮まってこない。まだ前半なので焦りはなく、自分がオーバーペースにならない事だけ気をつけて伊藤さんとローテしながら淡々と登っていると少しずつ差が縮まってきた。やはり渡辺さんも少しオーバーペースで勝負をかけていたみたい。渡辺さんを吸収してからもしばらく付いてきていたが、もう脚は無くほどなく離れていった。伊藤さんと二人になり残り2㎞を切ってきた。自分も割と脚がキツくなってきて、切れ切れアタックをかませる感じではない。どうしようかな、最後のスプリントは伊藤さん強いしな…と考えていたら、少し伊藤さんが離れたので、ペースを上げて一気に突き放す。最後はヘロヘロダンシングになったけど、第2ステージも1位。

スタートから5.06㎞ 15:44/372w

 目標通り370w×2本を揃えて優勝できた。あぶくま洞ヒルクライムは違う登りを2本登っての合計タイムを競うという珍しいヒルクライムレース。様々な戦い方を想定したりと戦略的に面白かった。
 計測スタート地点が不明で、手元タイム、リザルトタイム、STRAVAのセグメントタイムとバラバラなので、そのあたり統一というか、計測開始地点が分かるようにアナウンスもしくは掲示していただけると嬉しいかな。

 自治体及び運営関係者の方々、コロナ渦において延期等あり準備も大変だったかと思いますが、開催にこぎ付けて頂いて本当にありがとうございました。優勝賞品も地元の特産品など大盤振る舞いで地域の観光振興に向けての思いが伝わってくる大会でした。

    また来年も参加したい。

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