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【レースレポート】ツールドひたちなか キングオブエンデューロ オーバー40 優勝

第32回 バイクナビグランプリ ツールドひたちなか キングオブエンデューロ

 2時間+2時間の4時間エンデューロ。ニセコ前にレース強度で4時間160㎞ほど走れる貴重な機会なのでエントリー。
 会場の自動車安全運転センター安全運転中央研修所まで自宅から約1時間なので、移動の負担はほとんど感じない。
 コースはほぼ平坦で多少のアップダウン。ヘアピンが3か所あってテクニカルなS字コーナー。上手に走らないとインターバルがかかってしまう。あと、海沿いなのでいつも風が強いイメージかな。

機材

フレーム:TREK Emonda SLR DISC 58
コンポ:Shimano DURA‐ACE 9200 
クランク:DURA-ACE 9200‐P 175㎜
ホイール:bontrager RSL51
タイヤ:PIRELLI  P ZERO RACE TLR 28C
チェーンオイル:シマノ PTFE LUBE(現在廃盤)

※前レースのツールドかつらおからの変更点
 〇RSL37+Vittoria Latex Tube+Continental GP5000CL 25c
             ↓
  RSL51+PIRELLI  P ZERO RACE TLR 28C(チューブレス)
 〇チェーンオイル EXLUB → シマノ PTFE LUBE(現在廃盤)
  EXLUBが見当たらなかったためw

補給

ボトルは今シーズン用に新調したELITE FLY TEX ボトル 750ml ×2本
そこにグリコパワープロダクションのエキストラハイポトニックドリンク クエン酸&BCAAが750㎖、ROCTANE ENERGY DRINK MIXが750㎖を。

今まではBCAA+パラチノースだったけど、ちょっと他も試してみようかと。

補給食としてミニあんぱんとスポーツ羊羹、サロモンのハイドレーションバッグにMag-onエナジージェル×4つほど入れる。ハイドレーションバッグに入れておくと、ジェルの袋を開ける手間がないから補給がいるロードレースでは必須。

午前2時間

 9:40~ライダーズミーティング、9:50スタート。キングオブエンデューロはマスドスタート、午前の2時間エンデューロはローリングスタート後、キング部門と2分ほどの差をつけてリアルスタート。
 メンバーはTONOの渡辺和彦さん、俊彦さん、こむちゃんあたりとざっと調べたら池谷くんがJPTを走っているので強そう。そのあたりを気にしながら、あとは走りながらチェック。
     3周ほどは比較的落ち着いたペースで周回。みんな探り探りだと思う。そこまで危ない走りをする人はいない(前には)。昨夜雨が降ったようで、スタート時間には陽の当たる場所はドライだったけど、木々に囲まれたテクニカルなS字コーナーの日影が乾いていない。前に行われた1時間エンデューロでも落車が起きていたのでみんな注意しながら走る。
 徐々にペースが上がり始めて、S字後の登りやゴール前の登りでペースが上がることが増えてくる。自分も登りで強めに牽いて後ろの様子を伺う。このあたりで大体前にいるメンバーが固まってくる。池谷くん、チームメイト(??)2名、SHIMONE2名、TONO3名、工藤さん、私といったところ。集団は小さくはならないがローテーションには入りたがらない人もいる。ただ、ひたちなかのコースは3回/周ヘアピンがあってインターバルがかかるので後ろは後ろで脚削られるし、落車リスクとか考えたら前めの方が宜しいというのが個人的見解。という訳でずっと前めで展開。6:05~6:15くらいでの周回が続く。

Photo by @nyan_nyan_Noah

 やはり池谷君のアタックが強くて都度私も含めて誰かしらチェックに入るんだけど、何度もやってるときつくなってくる。そのうち、池谷君のアタックが来るのは分かっていても追えなくなってきた。万事休すかと思ったけど、集団で回しているとしばらくして吸収。池谷君も独走できるほどの脚があるわけではないみたい。これはうまく走ればチャンスがないわけではないかなと元気が出てくる。けど、自身も何度かアタックしたりしていたので脚は確実に消耗してきた。

Photo by @nyan_nyan_Noah

 残り40分ほどで集団はかなり減ってきて15人いないくらいだったか。ちょうどヘアピンで後ろを確認できる。と同時に前には2時間エンデューロの集団が見えてきた。キングの方が速くてラップするのが現実的になってきたんだけど、2時間の集団がかなり大きい。いよいよバックストレート前のヘアピンで集団の後ろに追いついてバックストレートで2時間の前方が見えてきた。2時間の前はそれなりに速いのでちょうどゴール前の登りからテクニカルなS字コーナーでキングの先頭集団が2時間を周回遅れにすることになってしまって、かなりカオスで危なかった。2時間の先頭集団も勝利のために戦っている勝負どころの時間帯にキングに遠慮して道を譲りたくないだろうし、譲りやすい場所でもなかったし、どうすればよかったんだろ?お互い罵声に近い言葉も飛び交って、空気が悪くなって、個人的には「すいません!ありがとうございます!」って大声で連呼してたw モトが先導して交通整理してくれるとよかったんだけどな。

Photo by @nyan_nyan_Noah

 無事に2時間をラップしてキングの先頭集団がまた纏まって走れるようになってラスト3~4周だったんじゃないかな。午後もあるから集団でそのままゴールかなとも思ってたけど、最後まで断続的なペースアップが続いて意地の張り合いのような展開で、マジでキツい。ただここで千切れると午後頑張ったところで上位に入る可能性は無くなるので集団にしがみ付く。最後まではっきりとした牽制などなくファイナルラップへ。スプリントに加わる脚はなく集団後方でゴールして午前の2時間が終わる。先頭とは2秒ほど差は付いたかな。

中休み

 午後のスタートまで40分ほど。車に戻ってバナナと羊羹を2つ食べる。おにぎりもあったけど、なんか固形物を受け付けなかったので止め、午後のドリンクと補給物を準備して脚を回して疲労物質を溜めないようにサイクリング。下手に休むと脚が固まるからね。でも、マジで脚終わってて「午後もやるの?‼」が正直なところ😓

午後2時間

 12:20~ライダーズミーティング、12:30スタート。脚が重いし腰が張ってるし、まともに走れるか不安しかないけど走るしかない。午前同様、キングはマスドスタート、午後の2時間エンデューロはローリングスタートからの2分ほど差をつけてリアルスタート。
 サイクリングペースからスタート。みんな脚重いんだな。きついのは自分だけじゃなかったw 少し脚を回したら、ペースが上がってレーススタートといったところ。午前を先頭集団で終えた人を確認しながら前めで走る。

Photo by @nyan_nyan_Noah

ログを見ると午後は6:30前後の周回が続いている。やっぱりみんなきつかったんだw 

 あまりペースが落ちすぎてもよろしくないので登りやヘアピンの立ち上がりでペースが上がることはあって、午前に千切れていった方々がやはり次第に千切れていって集団も減り10人ちょいといったところ。


 40歳以上のカテゴリーはSHIMONE2名とTONO俊彦さんと私の勝負。総合で見ると池谷君、和彦さん、工藤さんが元気そう。時々オッティモのマドンの方が上がってくる。午後になってずっと後ろを走っていたユンボジャージの方も後半にかけて元気に前めに来た。

 残り2周くらいで少し牽制が入って、皆ファイナルラップに懸けてる感がひしひしと伝わってきたので、集団の前めを譲らずいつでも反応出来る位置に。自身の脚は攣りかけてはいるけど攣ってはいないので勝負は出来そう。ファイナルラップのバックストレートの登りあたりからペースが上がって、ゴール前の逆バンクヘアピンでペダルヒットに注意して曲がってからの登りで一気にペースアップ。池谷君がすっ飛んで行って追うけど脚色違って勝負あり。自分はというと登り切って下りで脚が終わってヘロヘロスプリントでゴール。

 40代の頭は取れたけど後方との差が分からないし、午前で2秒くらい離されていたのは分かっていたから勝てたとは思っていなかった。 コースを出て先頭集団のメンバーとお互いを労いながら脚を回してたらたらと走って本部前に戻ると練習仲間のKojiさんから0.1秒ほどの差で1位ということを教えていただく。

公式リザルトでは総合6位。


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