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【レースレポート】ニセコクラシック150km Age40-44 12位

機材

フレーム:TREK Emonda SLR DISC 58
コンポ:Shimano DURA‐ACE 9200
クランク:DURA-ACE 9200‐P 175㎜ 54-40
スプロケ:DURA-ACE 12s 11‐30
ホイール:bontrager RSL51
タイヤ:PIRELLI Pzero Race TLR 28c (F4.1,R4.4)
チェーンオイル:EXLUB
サドル:Bontrager Montrose Pro

補給

 補給はBCAA+パラチノースを750㎖×2、ジェル6つほどをフラスコで。あとは八郷のセイコマで仕入れた蒸し芋羊羹と栗蒸し羊羹を4つ。起床後にパッケージを切って過ぐに食べれるように加工。

ウォーミングアップ

    起床後に入浴して身体を温めたことと、5:00頃にコンドミニアムを出発してスタート地点までの間に軽く走って…といった感じ。意識してインターバルやったり心拍気にしたりはなし。ローリングスタートだしね。

スタート

     6:15スタート。
     スタート前に知り合いとご挨拶したり、同カテの幕田さんや工藤さんなどお話したり。
     …と突然のアナウンス?!で6:10前くらいからスタート地点への移動が始まる。年代別スタート。移動の時点でやや殺伐と…汗
      年代別に定刻通りローリングスタート。この方法がやや問題ありかと。2〜3km走ったセブンイレブンの左折辺りから年代別コントロールがなくなって全体が合流するんだけど、ここからがマジカオス😱各々の年代が気が急いて前方に行きたいもんだから、ペースが安定しないし危険な香りしかしない。案の定近くで落車が起きたが、上手く避けられた。自分ももちろん前に行きたいけど、無理はせずに行けるときに上がって、あとは諦めて、を繰り返しながらも先頭が見える位置を走れるまでには行けた。
      花園に向かう登りでリアルスタート。ペースはそんなに上がらないけど、集団が大きくてフラフラ走る人もいれば、脇から前に上がっていこうとする人もいるしで、まだまだ危険な香り。ここでプチトラブル。パワーメーターがGARMINとCONNECTしてないのか表示されない。ログ取れないやん…と手動で接続しようかと思ったけど、画面見てる余裕ないので放置。当然だけどログより安全優先。あと、金曜日に洗車したときにチェーンリングで指を切ったんだけど、ちょうどシフティングしていると傷口に時々当たって流血。これは時々ペロペロして凌ぐw 
     花園の開発地点を過ぎたら下りも入ってきて、ここでペースがかなり上がって集団が伸びるので体重に物を言わせて一気にポジションを上げることができた。偶然かもしれないけど、集団が伸びてきたらパワメが接続できたので、人数多いのが理由??
 ダーッと下ってそこから鋭角の分岐があるんだけど、細心の注意を払いながらクリア。ACTIVIKEにっしーが落車したようで機材を弄っている姿が見え気の毒に思う。ここからパノラマラインの分岐まで3〜4つアップダウンを越えていく。前日の試走ではなかなか大変だったけどレーススピードで集団で走るとそんな感じがしない不思議。じわっと脚に来るというかウォーミングアップ完了、といった感じ。きつくはない。パノラマラインの入口付近まで来るとようやく治安が良くなり心拍が下がる。ぱやおくんやRXの奥田さんと話しながら分岐まで。

パノラマライン

     さていよいよパノラマライン。入りはゆったりと。こんなもんなのか…と思いながら、なるべく脚を使いたくないので、集団内でのんびり走っていると周りに知り合いが多数。オッティモの八重澤さんにご挨拶。マツケン社長にも「松島さん?」ってお声掛け頂きご挨拶。「大きいですね」と社長からお褒め(??)頂きました。そんな感じで登っていると、痺れを切らして幕田さんがペースアップして何名かが追って飛び出して行った。ペースは緩かったけど、ニセコクラシックの前半で勇気を持って飛び出す幕田さんの覚悟が伝わって来て、自分ももう一回集中。半分を過ぎたあたりかな。集団のペースも上がってRXの奥田さんが上がって行ってボスのアシストだなと。集団も縦に伸びてきたので自分も前目に居れるように走る。このあたりで茨城空港から同便でニセコ入りしたシモジマンともご挨拶。
 無事に先頭集団で前方でパノラマラインKOMポイントを通過。ここから少し下りも入ってペースも上がるので集中して走る。そこからさらに登ってホントの最高地点を過ぎると一気に下る。集団も縦に伸びてきていたから下りも快適に高速ダウンヒル。このスピードで落車したら死ぬな~とか考えながら下っていたけど、何度かあるヘアピンも前方は大きな事故などなかったように思う。ひたすら下ってからの分岐は右鋭角。気を付けて曲がってからもう一回ダウンヒル。ここらへん、気持ち良過ぎてあまり記憶がないw この先に右分岐からの左鋭角分岐も無事にクリア。

蘭越〜日本海

     パノラマラインからの長いダウンヒルを終えて蘭越の田んぼの真ん中をまっすぐ走る。その先に第一補給ポイントからのトイレストップ。
     自分は在庫十分なので受け取らず。受け取りたい人、捨てたい人、トイレストップしたい人が入り乱れて少し危ない感じだったけど、自分の周りは落車などなかったような。
     一旦ペースが緩む。シモジマンがこの先のコースを聞いてきたので、海まで平坦走って戻って脇道に入ってちょっとパンチある登りがあって、それ終わったら三段坂!って雑に説明w なんてしているとモトが来てペースを落とせと。何かあったんだとパレードランしてると前方で85kmクラスで大落車が起きていた。通過する際、両サイドに落車した選手がいて、右前方に倒れたまま動かない選手が救護されていた。只事じゃない雰囲気を察する。無事だといいけど考えながら、安全に通過するとまた一気にレースペースへ。
 この先で活性化、ぱやおくんや何名か飛び出していった。このあたりは結構な向かい風だったので、凄い決意。ゴール後話したんだけど、みんなが嫌なところだから行ったと。そうだよな。それなんだよな。
     集団は淡々と平坦を海に向かって走る。進行方向に向かって左側からかなりの強風。集団の右に行きたいけど、そう上手く進まず左側を淡々と走る。一瞬の日本海を眺めて折り返し。この先少し集団から追走が飛び出すことちらほら。モトから前と45秒と聞く。自分もローテに加わり前を追う。でも回す人数がそんなに多くないし、チームメイトが逃げてるから追わない方もいるしであまりうまく追えず。

新区間プチパンチ

     その先の分岐を右折して一気に農道感のある新区間?短いけどパンチのある登りへ。高岡さんがダンシングでペースアップ。6倍超えで進む。自分もここで先頭から落ちるわけに行かないので踏みすぎないように気を付けながらも前を追う。いや普通にキツいけど。
     このあたりで世界のキタノさんも上がってきて姿を確認。この短い登りでドロップした人もいたかもだけど集団崩壊とはならずにその先の下りでまた集団へ。結果論としては踏み過ぎたけどそんな回想は意味なし。下りは砂が浮いてたりで気をつけながらも、長閑な田園地帯を気持ちよく走り抜ける。…がその先の分岐で右前の方が落車、ギリで避けれた。分岐を集団で走るとどうしても落車が起きやすい。周り見ながらライン走ればいいのに分岐後の踏み直しとかまで考えちゃうんだろうな。川を渡ってからも新見に向かって淡々と走る。

三段坂

    いよいよ三段坂。総合上位はもちろん年代別上位を目指すとなるとなんとしても遅れる訳にはいかない。何が何でもしがみつく覚悟で。
 入りから一気にペースが上がる。いわゆるブチ上げ。パワーなんて見ない。しがみつくだけ。でもキツい。スゴくキツい。めっちゃキツい。高岡さんが遅れる。前が速すぎるのか?! 田中さんや佐々木遼さんなどの鬼クライマーが本気でペースアップしてるんやから付いていける訳無いんやけど諦めるわけにも行かない。ジワジワと前との差が開いていく。集団には幕田さんが残っているのを確認。スゲェ…。
 鬼ダレしないように耐えながらドロップした選手5名ほどで淡々と登りながら脚を回復させようと。その集団が…というペースでもない。キツい×5。そこからもじわじわと離されて高岡さんたち4人ほどを見送る。後ろを確認すると150kmのメンバーはほぼ見えず、ここから単独で淡々と。ちらっとパワー見たら4.5程では登っている。
 分岐を過ぎ平坦に入ると後方集団が見えたので合流。15人ほどいたんじゃないかな。その中にMIVRO伊藤さんや工藤さん発見し少しお話。WCUの鵜沢さんもいた。鵜沢さんの強さは知っているのでここにいる選手ではないはず?!なんて驚きながら走る。そのうちに少し脚は回復。ここからは登りは淡々と、平坦・下りは鵜沢さんの「回せ回せ~」の声掛けでペースは維持される。二段目の登りで麒麟山の303だったかな、大柄な選手が登りでペーシングしてくれて、自分や伊藤さんがダンシングで追う。マジきつい。4.5~5.0くらいで登っているが、じわじわとキツい。ここらでドロップした選手もいた模様。
 そんなこんなしているうちに2段目登りの後半でた前の数名が見えてくる。前を牽く伊藤さんが「みんなで回して追いつこう!」と集団に声をかけるがみんなキツい。鵜沢さんが「え”~!」「みんなもえ”~って言ってよ!!」と。さらに「レース終わったら食べ放題行くよ!」と伊藤さん。こんなやり取りもあり、自分の中でも少し笑えて前向きにレースに集中できた。3段目に入るあたりで2名ほど飛び出したが、それほどキレなく付かず離れずで集団で追う。自分は前を強めに牽くとガクっと脚に来る感じ。あぁこれはもうゴール前の登りはヘロヘロだな…と。

ゴールへ

 いよいよラスト5㎞。集団でローテしながら走るが、もうペースはそれほど上がらない。そして前方からドロップしてきた選手はすべてを出し切り力なく走っていて我々の集団に乗れない選手もいた。
 特に大きな動きなく、残り4㎞、3㎞…と進む。最後は数名と健闘を称え合い、ゴールまでの登りで集団が崩壊しながらゴール。

ゴール後

 ゴール後は知り合いと暫し歓談を。この時間が至福の時。幕田さんは年代別で5位かな。上位が松木さん、田崎さん、森本さんなど著名な方々。幕田さんは山岳賞もGETしていて凄すぎた。かつらお、富士ヒルと幕田さんに勝っていたけど、今回は完敗。伊藤さんも富士ヒルはダメだったけど、なんだかんだ強かったな。
 ぱやお君は逃げに逃げたけど勝てずに悔し泣きしていた。個人的には十分凄すぎるけど、彼自身それだけの覚悟だったのだろう。自分はというと、悔しさよりも三段坂で見せつけられたホビーロードレーサーのトップの強さを目の当たりにして悔しさより、清々しいというか。現時点ではその差を埋める方法が分からない。それを探すためにこれからまた頑張ろうかと思えているのが救い。

 宿舎(コンドミニアム)に戻ってスマホで結果を確認すると年代別12位。現状を出し切れたので納得の結果。ニセコクラシックは最高に楽しくて最高にキツいレースでした。落ち着いて内容を消化して、また伸びしろ探しを頑張ろうと思う。 

 ニセコクラシック実行委員会をはじめ、開催に携わっていただいた関係者の方々、開催にご協力いただいた地元の方々、本当にありがとうございました。
     

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