どうしてそう思うの?

2009年振りに、他会の大会で読むことになった。そして、会場も初めてのところ。大きな体育館で声がとても響くらしい。毎年そこで読んだ人の批評を聞いていた。せっかく依頼してもらったし、文句のつけようがない結果を出したい。他者からの期待もそうだが、自分が自分のパフォーマンスに期待をしている。だから、うまくいかなかったときのことを考えて、とても恐ろしいと思うのかもしれない。そして、私が認めてもらいたいと思う人は、人一倍厳しい人だ。

完璧でなければすべてがうまくいかなかったことになるのでは、というのは、自動思考の完全主義が顔を出している。
反証してみよう。
いつも完璧なら私はとっくの昔に専任読手になっている。人間がやることに完璧はない。自分の課題の洗い出しをやって、計画的に練習している。今回のパフォーマンスの出来栄えだけで、私の評価は決まらない。ましてや、人間性を否定されるものではない。

期待はプレッシャーになる。でも、一山越えたい。そうしたら、また一つレベルが上がる。起こってもいないことで不安にならず、今できることをやろう。当日最善を尽くせるように、今努力していることはいくつもあるじゃないか。それが大事だよ。

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