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ネガよりポジでいきましょう

ご機嫌なイラストとは裏腹に。
宮本、書きます。

あんまり強めの意見とか問題提起、みたいなテンションで公に発信することはどうかな、って悩んだけど・・・

なんか狂ってきてるな、って感じている時に、
考えていることを残しておこうと思います。

端的に言うと、スタンスです。

ドリブンとか、メリデメとか、デフォとかいうカタカナを最近よく目にする機会があったので、ネガポジをテーマに。

恐怖(ネガティブ)で人は動く

最近の世の中の雰囲気でそう痛感する。

なんかどんなマーケティングの手法を駆使するよりも、抜群に人を動かしてる気がする。

目に見えない敵(ウイルス)が侵略しているから。

目に見える地球外生命体が街を破壊するような分かりやすい恐怖ではないので、まさに情報戦。

だから、
「〇〇らしいよ」と、
毎日不要にお互いを脅し合って、疲弊してきてる感じがする。

「まじめな無知、でも良心的でいたいと思う人が最も恐ろしい」

こんな言葉を最近聞いたことがある。

専門家でも現時点で最適解(特効薬)を持たないことを、
素人が中途半端な知識と中途半端な正義感で中途半端に情報を拡げるから始末が悪い。

「ねえ、知ってる?」から始まり、色々と。
豆しばのように為になる話であれば良いんやけど、
どうやらそうでもない。

ウイルスよりも、人の恐怖感がものすごいスピードと感染力で拡大していることが恐ろしく、悲しい。

当然、
亡くなられた方もいることなので、
「どうでもいいこと」ではないし、早く安心できるような進展があれば、と望んでます。

ちなみに、
恐怖がないと進歩がない、というのは揺るぎない事実。
事故を無くすために自動運転の技術が上がってるだろうし、
夜中の蚊の音は怖いので、蚊取り線香のレベルも上がってる。

進歩にはネガティブは必要。

なので決して恐怖(ネガティブ)が悪だ、と言っているわけではないです。

ただ、恐怖に支配され、盲目的に行動してしまうことが怖いわけです。

極端な話、
情報だけで人は人を疑い、混乱させることができてしまうので、取り扱いには細心の注意が必要だな、と感じる。

伝え方ってほんまに大事やなー。

伝え方が10割

そんな中、
商売をしている立場からすると、
「〇〇したくない」ほど強い動機はないのかな、って悲しくもなるし、悔しくもなる。

「恐怖から守ってくれる」というのは、確かに頼もしい。

でも、

ネガティブを引き金にして人に行動を促す、というのがどうもしっくり来ない。

何か出来ることはないか?
すごく考える。

でも、
産業のことにしたって、環境問題にしたって、地域の課題だって、
自分たちができること、
自分たちだからできること、
実感できること、
というのを大風呂敷を拡げることなく着実にやりたい。

だから「今、絶望なり。我、救世主なり。世界変えるなり」って言うのは、うぬぼれナンセンス。(漫才師みたいな語呂w)

ここから、伝え方の話。

そんな中、
最近色んなこと感じながら自分に決めたことは、

ポジティブでネガティブを超越しましょうってこと。

事実としてのネガティブは認識する。
実際、めっちゃある。
それは目を逸らさずしっかり向き合う。
解釈として、ではなく、しっかり事実を捉えて考える。
前述の通り、ネガティブの先に進歩はあるから。

でも、
同様に今ポジティブなことも絶対ある。

せめて伝え手としては、そこをしっかり見ていきましょう、と。

特にブランドを通じて色んな人に「伝える立場」である自分たちは、その責任があると思う。
※というか、誰でも普段から誰かに何かを伝えているので、一億総伝え手時代、ではある。

第一印象って結構残る。

そして、
大体受け手は予備知識はそんなにないので、
純粋に第一印象を持つ。

表現難しいけど、
人って聞いてないけど聞いてるし、
全然見てないけど見てる。

そんな感じ。

だから、
伝え方には細心の注意を払わないと、
とチームではいつも話してる。
言葉の意味は適切か、言葉遣いは適切か、押し付けじゃないか、誠実か、細かくいくと漢字かひらがなか、とかとか。

もちろん完璧じゃないけど、
その意識はこだわってる。

というのも、
自分たちを通じてはじめての情報を得る人も多くいるから。

そういう人にポジティブを通じて「お、なんか良さげ」ってワクワクして興味を持ってもらえるか、
ネガティブなことをセンセーショナルに伝えて「なんかやばそう」ってドキドキしてもらうか。

僕は前者を選びたいなーと思うわけです。

絶望を叫んでも仕方ない。
当事者以外はそれって同情やから。
「助ける者と助けられる者」になり、
「価値を交換する」っていうフェアな関係じゃなくなる気がする。

伝え方が10割。すべてだと思うわけです。

恐怖に支配されそうな今ですが、こう思いましたとさ。

ムードがあまりよろしくない昨今ですが、
よく手を洗い、よく働き、よく笑い、よく食べ、よく寝ましょう。

最後に、
ポジティブでネガティブを超越する、
と言って現実逃避するのは違います。 

夢物語で満足するのではなく、
目の前の厳しさには粛々と立ち向かい、
やるべきことを着実に。

ほなほな。

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