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ビギナーズラックで天狗になってたライターさんの男友達に「キャワイイ」と思った話

「noteにブログやウェブの知見を書いて、サイドビジネスでもするか」
「独自の理論や勝ち筋はあるけど、何から話したら伝わるかな?」
と悩んでたら、おあつらえ向きな人から、喜び?自慢?みたいなDMが来た。

元々はブログが教わりたくてぼくに会いに来た人なんだが…たまたまオタクな趣味が合って、気がついたらブログではなくバカ話友達となってた。

ただ…今年に入って少し事情が変わってきた。
大企業がアンテナサイト的にやってる小さいサイトのライターをやったところ、(小さいながらも)キーワード検索で上位が取る成功して褒められたらしい。
聞けば、コロナ禍で暇してた時に、そこから色んな案件を受けては調べたり書いたりするコツをつかんで早く書けるようになったらしい。

いい話だなぁ…と思って聞いていたよ?
でも、ちょっと聞きづてならない天狗発言が飛び出して引っかかった。
「俺はアンタを超えた」
「アンタに劣っているものなんてなかったんだ」
ここまで直接的に言わないにせよ、【ぼくがダメで俺はすごい】と言いたげな感じだった。

最初はバカ話友達だし「(アホの子で)キャワイイ」ぐらいで済ませようかな…と思ってた。
いわゆる「パイロットの自信曲線」というやつなんだろうと割り切ろうと何日か格闘してた。

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でも、ぼくは小さい人間だったもんだから…
「やっぱムカついてるわ。それに、友達の彼が自分で自分の成長を止めることになるのも忍びないから、一度ちゃんと説明するか
と思い立って、少し説明することにした。

『読まれる記事を書けるようになる』ってウェブ物書きの最初の一歩やで?

もしライターだけでいいなら
「いいものが書ける」「リサーチ能力がある」「(小さくても)キーワードが取れる」
は確かに1つの到達点だと思う。

ただ…Webサイトなんて栄枯盛衰
昔からずっとあるウェブメディアは意外と少なく、大企業お抱えのメディアでも炎上や不採算でサイトを畳む・活動を縮小することはある。

個人サイトでも例外ではない。
Googleのアップデートで個人の有名サイトが死屍累々になることもある。
サイト運営が急に儲からなくなって「You Tubeと掛け持ちになった」「人気ブロガーが怪しい情報商材やサロンビジネスに手を染め始めた」なんてことも聞く。

その人がライターとして稼ぐようになって日が浅いし、うまく行ってる時の事しか知らないから「考え甘い」なぁ…と感じて説明した。(自分も上り調子の時にそれが実力だと信じてた時期があったし)

サイト単位で良い時・悪い時/有利な時・不利な時はある。
案件が合ってて感謝の言葉が自然と出る時もあれば、合わない・向いてない…すり合わせの段階で割が合わないと感じて皮肉しか出ないときもある。いや、同じ案件でも「最初はOKだったけど、徐々に制約が増えてしんどくなる」なんてのもあるか…。

また、ライターはまだサイト全体から見るとごく一部だしね。
バズっても何も売れない人・広告収入にならない人も入れば、
売れてるのかもしれないけど、内容がバカみたいに薄いサイトもあり、
書くことはすごいんだけど、デザインや広告が原始的なサイトもある。

思い通り・目標通りのものが作れれば何でも良いよ?
でも、そこで満足して、可能性を広げないで天狗になるのは…違うよね?

その辺の事情をあれこれ説明して
「Webも職場も先のことはわからないから、次の手次の手打っておくぐらいが丁度いいよ
「色んな所で、書いてみないと自分になにが向いてて、何が向いてないかわからへんよ?
ぐらいに言っておいた。

インターネット老人なぼくの話を、彼は面白そうに聞いてくれた。
彼は彼で新しい目標ができたらしく、ぼくはぼくで記事ネタと安心感ができて収穫のあるバカ話ができた。

いやですね…この話って
・大変そうに感じて、話を聞かない人
・言わせないよう、圧をかけてくる人
・説明してもなお、見下してくる人
と色々いるデリケートゾーンなんだ。

でも結果的に聞き入れてくれた。
こういう人がちゃんと成功し続けるんだろうなぁ。

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