知性は知性を引き寄せる
最近、不思議な経験をした。
どのような経験かと言うと、読んだ本の中に、この一年でに読んだ本が引用されていたり、読んだ本の著者の名前が出てきたのだ。
何だ、そんなことかと思うかもしれないが、それが1冊の中に何と3冊。それぞれ全く異なるジャンルの本であった。
私は、本屋が好きで、特に目的の本があるわけではないが、うろうろしながら本のタイトルを見ている。時には、裏のあらすじを読むこともある。
本との出会いは偶然なのか必然なのか。読もうと思う本がある時と、全く読みたいと思う本がない時がある。
読みたい本と言うよりかは、どちらかと言うと何だか気になってしょうがないと思う本がある。そういう本と出会い読んだ時には、没頭するように読み終えてしまう。
そして、その本を読んだ後に、また本屋に行くと、以前は気にならなかった本が気になるようになっている。
これはきっと、最初に読んだ本で得た知性から、今自分に足りない知性を無意識的に選んでいるように思う。そう、引き寄せるのだろう。
今回の不思議な体験は、知性の連続性の中に生まれた事ではないだろうか。
おそらく、本の著者も私と同じように、知性に引き寄せられ、本を手に取り、そして新たな本を執筆したのではないだろうか。
新たに知性を得る事は、自分の知性の隙間を明らかにしてくれる。その隙間が、次の本との出会いを促すのだ。
今日もまた本屋に行こう、本が向こうから私を呼んでいるかもしれない。
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