見出し画像

ぶっつけで初サンショー

今年、マスターズ陸上に登録し、大会に出場していこうと思います。

さて、そんな私は元々は短距離選手でした。といっても、100mは10秒台でもなく、まぁ平凡な選手でした。また、高校時代には、八種競技にも出ていました。まぁ、ケガで思うように練習できず、最後のインターハイ予選も棄権で終わるという不完全燃焼だった高校時代でした。

そんなこんなで、社会人になってからというもの、運動とは離れていたのですが、マラソンにハマり、時々5000や、10000のトラックレースなどにも出場し、10年かかってサブスリーを達成する事ができました。

そこで、次の目標としてマスターズに挑戦しようという事に。
とりあえず、登録したものの、どうせなら世代別だし、県記録狙うかという事で狙えそうな種目を探すと、3000m障害が誰も記録を残していないではないですか!つまり、ゴールすれば県記録!念願の県記録保持者になれる!という事で、3000m障害いわゆるサンショーに挑戦する事にしました。三浦選手が東京五輪で入賞し、世間的にもかなり認知されるようになってきた種目ですね。

さて、いざ出ようと思うと、サンショーをやってるマスターズ記録会がない。なるほど、記録がないのは、大会自体が少ないのかと理解しました。何とか探して京都の記録会にサンショーがあるのがわかりました。という訳でエントリーしたものの、次の問題が。

練習できない!

そもそも私は1人でその辺や、公園などを走ってトレーニングしています。そんな所に、水濠なんてあるわけもなく、ハードルになるものすらありませんし、練習のためとはいえ購入するわけにもいきません。

という訳で当然ながらぶっつけ本番しかなくなりました。高校時代にインハイ予選で見たあの光景だけを頼りに、とりあえず足をかけて越えれば何とかなる。最悪、飛び越えなくても、手をついて越えてもいいんだから大丈夫!ゴールすれば県記録!

さて、そんなこんなで本番です。10名ほどの参加でした。意外と多い。みなさん、ほぼぶっつけ本番との事。安堵。

いよいよスタート!
一つ目のハードル。足かけるとなるとけっこう跳ばないといけません。踏み切って、足かけて越える。お、うまくいった🎵着地で思った以上の衝撃が身体に。そして、遂に水濠が来ました。ハードルの上に足を乗せて、出来るだけ遠くへ跳びます。その方が、ロスが少ないという事。
さあ、ジャンプ!
ザブン‼️
ん❓❓深っ‼️
水が顔に飛んできたし。ふくらはぎにめっちゃ負荷かかるし。
スパイク重っ‼️

あと、なぜか周りで見ていた人たちから、ウェ〜イという声。

その後、スピードを戻し、またハードルに。そこからは、感じを掴めたので、ハードルは比較的リズム良く跳べるようになりました。が、水濠は辛い。

3周ぐらいすると、ハードルすら辛い。跳べば跳ぶほど、身体にダメージが蓄積されるのがわかる。

5周を越えてくると、ハードルの高さを跳ぶのが辛い。走っているとわかるのですが、ハードルって意外に横幅が短く、余裕でアウトレーン回る事ができるんですよね。それが、ハードルから逃げたいという衝動を起こすんですね。ですが、越えないと記録がないのでゴールすることだけに注力し、後は惰性でハードルを越えていきます。足と腰がかなり辛い。

さあラスト一周!
ペースを

上げられるわけあるか‼️

そして、最後の直線…

の前に最後の水濠あるやないか‼️

そして、まだハードル一台残ってる。もう、ヤケクソでペース上げました。上げてやりました!

ゴール

記録は12分を少し切る事ができ、無事に県記録の資格を得ました。

これで、高校時代に経験のない種目をやり遂げる事ができました。

初めてのサンショーの振り返りとしては、走りのリズムを掴みづらいというのが一番ですね。リズムに乗れそうになるとハードル、水濠があり、リズムを掴めないまま走ってしまいました。ハードル込みでリズムを考えていかないといけないですね。

後、次の日かなり腰が痛いです。ハードルから降りる時の衝撃が思ったより大きいですね。うまく降りる練習が必要です。練習できないですけど。

でも、総じて楽しかったです。キツい種目なんで、終わった後、走ったもの同士で仲間意識が生まれるのも良いですね。もしかしたら、もう一回走るかもしれません。

乞うご期待。、

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?