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【トヨタEV車(165万円)発売記念】トヨタ C+podと類似車種の比較【多分売れません😭】

たかゆきです。
ついにトヨタも小型EV車発表ですね。

驚くべきことは価格で、『ズバリ165万円』!! トヨタの現在のラインアップの中でもコンパクトカー並みの価格で、初出ししてきました。
ちょっと既視感のある見た目ですが、吉と出るか凶と出るか。

1. トヨタ C+podの特徴は? スペック比較

トヨタの『C+pod』と、私のお気に入りの『宏光MINI』と『シトロエンAmi』を比較表にまとめてみました。トヨタの新しいEV車は、2人乗りかつ街乗りコンセプトで、衝突安全ボディやブレーキ踏み間違い抑制など安全装置も搭載してます。ここらへんはさすがトヨタです。

主要EV車スペック比較

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スペック表の黄色セルが他車種より優れている点です。
 ・価格+パワー+家族向き→ 宏光MINI
 ・取り回し+重量+充電→ 
シトロエンAmi
 ・航続距離→ 
トヨタC+pod

スペック表以外だと以下の通り。
 ・デザインと可愛さ:シトロエンAmi◎
 ・購入補助金(22万):トヨタC+pod◎

Amiはフランス風のエスプリが効いてて可愛い!
近未来を感じさせつつ可愛いデザイン。ボディカラーもペール系のグレーとブルーのアンニュイな2色がラインアップ。

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宏光MINIは空間の広さとコスパが群を抜いています!!
4人乗りで軽自動車のような設計で45万円。フロントの空間を前に寄せて、2ドア4人乗りを実現。必要最小限かつ実用的なパッケージ。

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結論:トヨタ車は売れるのか? マーケ観点で考える

顧客のニーズに応じたセグメント分け
二人乗りは、高速道路や長距離を走破するラグジュアリーな車ではなく、通学・通勤や買い物など日常の足となる近距離向けのEV。当然対象となる顧客セグメントも違うので、安さと最小限のパッケージングのバランスが重要。二人乗りで165万という設定は、価格帯としてはコンパクトカーもしくは軽自動車が該当するが、二人乗りのサブカーに165万をかけられる余裕は今の日本にはないだろう。海外でも、特に中国やアジアなど家族が3世帯で動くような国では、二人乗りかつ165万は厳しい選択となりそうだ。

環境以外のEV化のメリットは?
EV化は機能的にはスマホのように、今まで高価であったハードが、簡易的な部品にされ大量生産されることで、価格破壊していくのがメリットと考える。つまり、この車格では『安い』ということが最大の魅力と言える。また、政府からの補助金がなくても安いのは、より継続的・長期的な販売に繋げる上で非常にプラスである。

既に大人気の宏光MINI

既に宏光MINIは、2020年11月は3万台も売れて、中国市場で1位だったテスラModel3の台数を初めて超えた。2020年通期で10万台の販売を予定している。これに対してトヨタは法人や自治体向けというテスト的かつ補助金狙いのリスクを取らない売り出しでスタートしている。

結び:トヨタの1台目の小型EVは売れないだろう、でも教訓となる!
EV市場は二酸化炭素の排出のエコ目的に留まらず、次世代のトレンドとして次の時代の覇権争いとなっている。テスラの株価がトヨタより上回っているのは、投資家が自動車の未来に対して判断を下しているのだと正しく認識したい。その際の戦略としては、グチを言わずにユーザに絶えず最短で新しいプロダクトを届けて、そのフィードバックを得て、次製品に生かしていくことである。当面小型EV界隈が見逃せない!

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