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おすすめされた照明機材「ZHIYUN MOLUS X100」を試す

先日、知り合いの映像制作系の方から、照明機材の「ZHIYUN MOLUS X100」をオススメされました。

実際に触ってみたところ、コンパクトな筐体と明るさに驚き、また便利に感じる部分もありました。

今回はそんなZHIYUN MOLUS X100について紹介をします。

基本スペック

MOLUS X100は最大100Wの電力で出力する照明機材です。

基本的なスペックは以下の通り。

最大出力:100W
明るさ:3881 Lux(反射板なし、1m)
電源:グリップバッテリー、DCアダプター、100W PD急速充電器
マウント:ZYマウント(ボーエンズマウント変換あり)
色温度:2700〜6500K
サイズ:14.4×9.4×3.6cm
重量:385g

調べてみると、映像界隈では昨年話題になった照明だったようです。実際に触ってみると、それも分かる魅力的な機材でした。

実際に触ってみて感じた魅力を紹介していきます。

コンパクトなサイズ

まず驚いたのはそのコンパクトさです。100Wの照明としては、驚きのサイズと重量だと思います。

私はGodoxのコンパクトな60W照明を持っていますが、それに比べても圧倒的なコンパクトさを感じます。重量もちょうど半分です。

横長で薄い照明も私は持っていますが、これはわずか12Wです。

こちらはバッテリー搭載なので、外部給電と単純比較はできません。とは言え、このサイズ感で100W電力の出力ができるのは驚きました。

←12Wのバッテリー内蔵照明 

実際の明るさも他機種と比べて遜色はないようです。

例えば、Apture Amaran 100Xは1mで3,700Luxのスペックですが、MOLUS X100は公称3881Luxです。

Amaran 100Xは以前検証しましたが、こちらの時もそのコンパクトさに驚いた物でした。もちろんサイズだけで全てを判断してはいけませんが、こんなにも小さくなったことには驚きを隠せません。

電源

もう一つ大きな魅力を感じたのは電源です。MOLUS X100はAC電源に加えて、USB PDでも電源供給が可能です。

試して驚いたのは、USB PDは100W以下でも使うことができます。例えば30Wの電源アダプターなら、明るさも30Wまで使うことができる仕様でした。

最近はUSB PD電源なら持ち歩いている人も多いです。仮にAC電源を忘れたとしても、現場にある物を代用ができる可能性があるのはありがたいですね。

PDで給電している場合、右上に現在の給電量も表示されました。この辺りの細やかさも使い勝手がいいなと感じた点です。

最大90WのPD電源アダプターで給電した時の写真

ちなみに今回は試していませんが、独自のグリップバッテリーもオプションとして用意されています。

配信で使うイメージは湧きませんが、撮影で照明を手に持って運用する時にはとても便利そうなオプションです。

引用:https://www.zhiyun-tech.com/

静音性

このサイズで100Wだと排熱が心配な点でした。ですが、MOLUS X100はとても静かなことも驚きました。

MOLUS X100には内蔵ファンがあり、確かに多少音はするのですが殆ど気になりません。びっくりするほど静かでした。

最大の100Wで数時間照らしても、ファンがうるさくなるようなこともありません。製品ページにはインテリジェント冷却制御と書かれていましたが、確かにちゃんと冷却ができているようです。

引用:https://www.zhiyun-tech.com/

マウント

このタイプの照明は、光を拡散させるソフトボックスなどを付けることも多いです。その点では、それを接続するマウントが大事になってきます。

MOLUS X100本体には独自のZYマウント搭載されています。同梱のリフレクターに加えて、かなりコンパクトなドームとソフトボックスが別売りですが用意されています。

今回は試していませんが、ボックスを付けてもコンパクトな運用ができそうで良いですね。

また、この手のコネクターと言えばボーエンズマウントの製品が市場には多いです。

そちらも変換アダプターが用意されており、ボーエンズマウントを搭載することも可能です。

引用:https://jp.zhiyun-tech.com/

最後に

今回の照明をどんなシーンで使いたいかと言えば、私の場合はセミナーイベントの配信です。

先日配信した際には、よくある平らなLEDライトを2つ置いて、登壇者を照らしていました。比較的コンパクトな構成ですが、それでもより小規模にしたい思いがありました。

MOLUS X100を使うとよりコンパクトになるなと思いました。

先日の配信

また、MOLUS X100をきっかけに気付いたのですが、ZHIYUNは他にも魅力的な照明を出されていました。

MOLUS G60はよりサイズの小さい照明です。こちらを使うでも良い気がします。

https://jp.zhiyun-tech.com/

ZHIYUNと言えば自分はジンバルを出している会社のイメージでしたが、今は照明も出しているのですね。しかも、また新しいタイプに挑戦されているのが面白いなと思いました。

同じ中国の会社で言えば、InterBEEではSmallRigが照明やバッテリーを出していることが印象的でした。安価なリグの会社だと思っていたら、プロダクトもリッチになっています。

中国メーカーによる映像機材の発展はまだまだ注目しなければいけないと感じました。

SmallRigの照明
SmallRigのバッテリー


今回の記事はパンダスタジオさんに機材レンタルの支援をいただいております。

MOLUS X100は一日3,036円からレンタルすることができます。興味を持たれた方は、一度レンタルで試されてみてはいかがでしょうか。

詳細は以下のページからご覧ください。


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