![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18344783/rectangle_large_type_2_d8a08216c104d4ee44757313689111d5.png?width=1200)
OBSライブ配信に必要なMacBook Proのスペックを考える
ライブ配信の定番ソフトと言えば「OBS(Open Broadcaster Software)」ですね。無料のオープンソースで配信ができるなんて、良い時代です。
ただ、基本的にはWindowsの利用が推奨。コスパやNVENCを考えればしょうがないのですが、Apple信者な私はMacBook Proしか持っていないのです笑
ということで、今回はOBS配信に必要なMacBook Proのスペックを考えていきます。私が持っている二台で配信時の負荷を比較していきますよ〜!
関連note
比較する機種
今回比較したのはこちらの2機種です。(ちょっとスペック差が大きいのですが)
MacBook Pro 13inch 2017
CPU:2.3GHz デュアルコアIntel Core i5 第7世代
メモリ:8GB
GPU:無し
MacBook Pro 16inch 2019
CPU:2.4GHz 8コアIntel Core i9 第9世代
メモリ:32GB
GPU:Radeon Pro 5500M 8GB
結論
長くなるので先に結論を書きます。検証をまとめると、以下の結論となりました。
MacBook Pro 13inch 2017
配信可能だが、720p30fps以下が推奨
MacBook Pro 16inch 2019
1080p60fpsの配信が可能だが、ファンの音が大きい
1080p30fpsなら、ファンの音も小さい
より詳しい内容が知りたい方は、↓へ読み進めてください^^
検証方法
YouTube Live配信で解像度・フレームレートを変えていき、アクティビティモニターとファン音で負荷を確認していきます。
ちなみに、以下の流れで映像を入力しています。
カメラ(RX100M7)→映像キャプチャ(ATEM Mini)→OBS→YouTube Live
OBSの設定
OBSの設定は以下共通で、ビットレートとfpsの設定を変えていきます。
エンコード方法:x.264
CPU使用時のプリセット:very fast
プロファイル:high
ビットレートは↓のヘルプを参考に、敢えて推奨値のMAXで検証しました。
検証①:1080p60fps
ビットレート:9,000Kbps
MacBook Pro 13-inch 2017
実用には耐えないです。CPUの余裕は無く、ファンは高速回転しながら唸っています。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18321325/picture_pc_362e98c78a3f0a84e5d4d87fe13186df.jpeg?width=1200)
仕舞いには「もうムリ!」と白旗を挙げられました笑
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18320598/picture_pc_74203192229b813eb2b7371592190946.jpeg?width=1200)
MacBook Pro 16-inch 2019
CPU負荷は全く問題ありません!まだまだ余裕があります。
ただ、ファンはまぁまぁ回っていました。マイクの近くにあると、高音域の音が入ってしまう気がします。離れた所からの配信なら全く問題なさそうです!
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18320685/picture_pc_d10b3ff07d20f377d349e1413fb5ecd6.jpeg?width=1200)
検証②:1080p 30fps
ビットレート:6,000kbps
MacBook Pro 13-inch 2017
ギリギリいけるかな、ってレベルです。CPU負荷的にはかなり余裕が出てきました。
ただ、ファンの音はかなりうるさいですね。。マイクの近くには置けないレベルですし。離れた場所でも、静かな会場では周囲の人が気になりそう。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18321321/picture_pc_b6b5c46d23a88e57387ebc963b97a68d.jpeg?width=1200)
MacBook Pro 16-inch 2019
もちろんCPU負荷的には余裕です!
ファンからは多少高音域な音がしています。ただ、これならマイクの近くでもイケるのでは、というレベルでした。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18320941/picture_pc_4c99752653159a3329bab0e5b2ad8857.jpeg?width=1200)
検証③:720p 60fps
ビットレート:6,000kbps
MacBook Pro 13-inch 2017
CPU負荷はかなり下がって来ました。
ただ、やっぱりファンはうるさいですね。。②とあまり変わらない印象です。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18321314/picture_pc_aadaf225d496da6be9a87bccb4de7d59.jpeg?width=1200)
MacBook Pro 16-inch 2019
もう何の心配もありません。ファンの音も、静かな部屋でさえ気にならないレベルです。
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18321353/picture_pc_213494680c3db8e6edc0f9505bcc2f63.jpeg?width=1200)
検証④:720p30fps
ビットレート:4,000kbps
MacBook Pro 13-inch 2017
ようやくファンが落ち着きました。静かな部屋でも気にならないレベルです。これなら問題ありませんね。
![PNGイメージ-B16955DA3AD0-1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/18343802/picture_pc_ba92c979631fef6a639366451cb4812c.png?width=1200)
MacBook Pro 13-inch 2017
もう省略しますw
思ったこと
いかがだったでしょうか?
ちょっと2台のスペック差が大きいのですが、参考になれば幸いです。
個人的には、無理にハイスペックPCで完結するよりは、Live Shell Xで配信する方が良いと思います。ファンノイズ無しで、安定した1080p60fps配信ができます。
また、配信していてOBSの不安定さも気になりました。気付いたら映像が映っていなくて、配信をし直したら映るという。。たまーになんですが。(私だけ?)
ちなみに、LiveShell Xではそんな経験はありません。そう考えるとLiveShellすげーなと思った検証でした笑