イベント会場のインターネット回線、下見でチェックすべきポイントとは?
今回のテーマはイベント会場のインターネット回線について。
私達がライブ配信をする上で、欠かせないのがインターネット回線です。
回線が不安定だとライブ配信も不安定になってしまいます。特に、普段とは異なる会場で配信をする時は、事前の確認が大事になってきます。
では、一体どのようなポイントを見るべきなのでしょうか。コミュニティでノウハウを募ると、様々な意見が集まりとても勉強になりました。
今回は皆さんに教えてもらったノウハウをまとめて行きます。
コミュニティチャットで質問しました!
このテーマは、コミュニティメンバー限定の「コミュニティチャット」で質問をした内容です。
私の考えだけでなく、メンバーの皆さんから頂いたノウハウをまとめさせていただきました!
より詳しい情報は、以下の投稿もご覧になってみてください。
https://discord.com/channels/1095857195977027705/1204940736408059934
コミュニティチャットは、このコミュニティでは用意しているメンバー限定のチャットです。
noteとは別のツールで運用していますので、メンバーの方は↓の記事からご参加ください。まだの方は、これを機にメンバーシップへのご参加も検討いただければと思います^^
それでは、皆さんに教わったポイントを順番に紹介していきます!
有線LANが使えるか
会場によってはWi-Fiでしかインターネット回線が利用できないケースがあります。やはりより安定する有線回線が利用できる方が望ましいですね。
Wi-Fiだと電波である以上干渉や減衰の影響を受けますし、Wi-Fiに対応していない機材も少なくありません。
Wi-Fiを有線化するネットワーク機材もありますが、やはり有線LANが提供されている会場を選びたいですね。
Wi-Fiの安定度を測る
とは言え、有線LANの用意はなくWi-Fi回線で配信をすることもあります。
そういった時は、Wi-Fiの電波の強さを測ると、より回線状況の理解が深まりそうです。
例えばこちらのソフトでは、シグナルの強さ、周波数、最大速度などを確認することができます。
専用回線が用意されているか
会場提供の有線回線があっても、一般参加者が使えるWi-Fiと大元の回線が同じこともあります。
これだと、参加者が使うほど回線が圧迫されてしまい、配信に悪影響が出る可能性があります。実際にそういったトラブルを聞いたこともあります😅
そのため理想としては、配信用の専用回線が用意されており、参加者が使うWi-Fiとは分かれていることが望ましいと思います。
もし同じ回線の場合は、参加者にはWi-Fiを公開しないなどして、リスクを回避した方が良いかもしれません。
ポート制限がないか
YouTubeなどにライブ配信する「RTMP」という方式は、ポート番号「1935」を使います。
「ポート」は通信する時に使う「扉」のようなものです。0番から65535番までのポートがあり、原則的には目的ごとに決まった番号を使います。
ただし、会場によっては一部のポートを使えないよう設定している場合があります。これは普段使わないポートを閉じることで、セキュリティを向上する目的があります。
一般のイベント会場というよりは、企業のイベントスペースなどで多いかもしれません。私が勤めている会社でも事前に情シスに依頼する必要がありました。
そのため、現地で配信テストを行い配信ができるか確認することは重要です。
ポケットWi-Fiの回線速度
メイン回線が大丈夫でも、万が一のトラブルもあり得ます。
そのため、バックアップとなるポケット回線や、テザリング回線の速度を確認しておくことも重要だと思います。
特定のキャリアだけ電波が弱かったりもするので、可能なら複数種類から選べるとなお安心です。
私は普段使っているのはdocomoですが、バックアップでpovoの回線も用意しています。povoは基本使用料無料で、必要な時にだけ契約ができるので重宝しています。
回線速度の測り方
私は回線速度と言えばfast.comを使っていました。ですが、fast.comは良い結果を出しやすい傾向もあるようです…!
そもそも回線速度の計測は、あくまでそのサーバーとの通信速度を測っています。そのため、複数の計測サイトを使った方が、傾向を掴みやすいと教えてもらいました
具体的には、これらの測定サイトの名前が挙がりました。
2つ目のサイトは回線の「安定度」も測ることができます。サイトによって計れる指標も異なりますね。
その意味でも複数サイトで測った方が回線状況を理解しやすいなと思いました。
IPアドレスが割り振られるかどうか
インターネットに接続するには、まず会場のネットワークで通信ができるように、iPアドレスを割り振る必要があります。
IPアドレスはネットワークの住所に当たるものです。一般的にはルーターから自動的に割り振られる設定が多いのですが、中にはそうではない会場もあります。
例えば、IPアドレスを自動的に割り振らない設定や、特定の端末にしかIPアドレスを割り振らない設定などです。
この場合、LAN端子と繋げるだけではインターネットに繋がりません。そのため、会場のシステム担当者に依頼をする必要があります。
会場でインターネットに繋がらない場合は、IPアドレスが割り振られているかも確認が必要です。
以上、下見でチェックすべき会場回線に関するポイントでした。
今回幅広い意見を聞くことができ、私は意識していない・知らないことを沢山学ぶことができました。
ノウハウを教えてくださったコミュニティの皆さんには感謝申し上げます!
もし他にも意識されているポイントがあれば、ぜひコメント欄にもお寄せください^^
この記事がご参考になれば幸いです!