複数のライブチャットを統合、合成ができる「Social Stream」を試す(前編)
今回のテーマはライブ配信へのチャット合成。
複数のライブチャットを統合、合成ができるChrome拡張「Social Stream」を試してみました。
このツールを使うと、YouTubeやZoomのチャットを配信映像に映すことができます。
OBSのようなソフトウェア配信だと簡単に合成できて、動きのある双方向な演出が可能です。
Social Streamとは?
複数のライブチャットを統合して、配信映像に合成ができるChrome拡張ツールです。
特徴は対応サービスの幅広さで、本当に幅広いサービスがラインナップされています。
ライブ配信系だけでなく、Web会議やチャットツール系も対応しているのがすごいですね。
これらのチャットを一つのタイムラインにまとめて、その流れる様子を見せたり、ピックアップしたものだけをポップアップ表示することもできます。
特にOBSのようなソフトウェア配信ツールとは相性が良く、無料かつ手軽に導入することができます。
Chat Overlayの後継ツール
似たようなツールとして、以前「Chat Overlay」を紹介しました。
これも複数のライブチャットを統合して、選んだものをポップアップ表示して合成できるツールでした。
今回紹介するSocial Streamは、同じ人が開発した後継ツールに当たります。
操作する画面構成は大きく変わるのですが、ほとんど同じことが可能です。特別の理由がなければ、今回のSocial Streamを使った方が良さそうです。
3つの機能がある
Social Streamには大きく3種類の機能があります。
3種類それぞれのURLが発行されるので、そのページを操作をしたり、配信に合成して使っていきます。
では発行される3種類のページを紹介していきます。
Streaming chat
読み込んだチャットが流れていく画面です。複数のサービスから読み込んでも、統合された一つのタイムラインとして表示されます。
この流れていく画面を配信映像に合成もできますし、ポップアップするチャットを選ぶ管理画面としても使うことができます。
画面下部にはその操作ボタンが並んでいます。この画面自体を合成する時は、このボタンを消すことも可能です。
Featured chat overlay
↑のタイムラインで選択すると、ポップアップで表示されるのがこの画面です。
ふわっといい感じのアニメーション付きで切り替わってくれるので、映像に動きの表現を加えることが可能です。
Emotes wall
3つ目は、チャットに含まれていた絵文字だけが飛んで回る画面です。
合成すると、参加者の感情を画面に映せそうです。
使ってみた感想
私は元々 旧版の「Chat Overlay」を愛用していました。先日から乗り換えて配信にも使っており、安定して稼働してくれています。
旧版でもやりたいことはできるのですが、稀に動きが不安定なことがありました。修正自体は早いのですが、こちらの方が現行版なこともあり、より対応も早いのかなと思い触り始めました。
また、まだドキュメントには載っていないのですが、先日のアップデートでTwitterにも対応をしてくれました。私は旧版でよく使っていた機能だったので、この搭載も大きかったところです。
後編に続く
以上、Social Streamの概要でした。後編では具体的な使い方について紹介をしていきます。