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iPadだけの動画編集はもうやめた!〜3つの弱点と1つの最高〜

2019年は「動画編集」にチャレンジした年でした。しかも、編集はiPadだけの縛り付きです笑

一年が経って思うことは「iPadだけの編集はやめとけ」です。頑張れば編集できますが、PCでやった方が効率良いんですよね^^;

でも、iPadの良さもあるんです!ということでiPad編集のツラさと、逆にiPadだからこそ活躍したシーンをまとめていきます!

iPadの動画編集アプリ

App Storeで手に入る動画編集アプリと言えば、メジャーなのはiMovie、Premier Rush、Luma Fusionあたりでしょう。

中でも本格的な編集をするのなら「LumaFusion」一択です。他2つに比べて機能が豊富!AppleがiPad Proのプロモーション動画を作った時にも、このアプリが使われていました。

ですが、そんな高機能アプリを使っても、iPadの動画編集は効率が悪いんですよね〜。。ここからはLumafusionを前提に、iPad編集の弱点を話していきます。

弱点1.画面タップの手間とリスク

iPad編集の1番の弱点、それはタップ操作です。PCの動画編集は手を置いたままできますが、iPadは画面に指を伸ばさないといけません。

カットも、文字を打つのも、効果を入れるのも手がいったり来たり。単純に疲れてしまいます。。

また、誤操作の危険もありますね。スクロールしたつもりが、クリップの長さを変えてしまったり、場所が移動していたり。。後から気付いた時には、元への戻し方も分かりません😂😂😂

弱点2.一括操作ができない

編集効率が下がるもう一つの理由は「一括編集」です。マウスで範囲指定したものを一括移動...みたいなことはできないんですよね。

他にもエフェクト追加やコピペなどなど...。どの操作も、カットしたクリップごとに操作をしていきます。

凝った編集の動画では、後から変えたくなった時は地獄ですね。構成を最初から変えない覚悟、もしくはシンプルな構成が必要です。

弱点3.大容量の動画が扱えない

実はiPadには、読み込める動画ファイルのサイズに上限があります。4.29GBを超える動画ファイルは、通常の方法では読み込めないんですね。。

wi-fi経由で4.29GB以上を読み込む方法もありますが、数十GBの大容量ファイルまでは読み込めません。なので、長時間撮影の動画はカバーできないんですね。

結局のところ、iPadが扱えるサイズには上限があるんです。Vlogくらいならいけますが、長回しする対談とかは読込みからつまづきます。。

iPadのエンコード速度は最高

ここまでiPad編集の悪いところばかり挙げましたが、1つ絶賛したい部分があります。それは「エンコード速度」です。

私が使うのはiPad Pro 2018ですが、4K動画でもエンコードが爆速!最近のiPad Proは、プロセッサ性能が下手なPCよりも高いんです。GPUも付いて更にファンレス、これはスゴイ。

この高性能を活かせるシーンはないのでしょうか!?一年使った結果、iPadだからこその活用シーンを1つ見つけることができました。

出先編集ではiPadが光る!

iPadが光る活用シーン、それは「出先での動画編集」です。

撮ったらその場で編集、その後すぐにアップする。この時に必要なのはひたすらに速さです。シンプルな構成と編集はまさにiPad向き!

実際に自分の仕事では、イベントの速報動画で大活躍しました。沢山の出展ブースを、ひたすらに撮影・編集・SNSにアップしていきます。機動性重視なので、PCは重過ぎます。たった633gのiPad Proならではの活躍でしたね。

イベントでなくても、出先で速報的に編集したいシーンはあると思います。そんな状況で活動する方に、iPadの動画編集を心からオススメします!

PCとiPadで編集しよう

この一年間iPadで動画編集をしてきました。終えての結論は「iPadだけで編集は辞める」です。

これは「iPadの編集はダメ」じゃなく、ツールの向き不向きの話です。iPadはシンプルな編集なら、PC以上の機動力と性能を持っています。

「状況によって使い分ける」という至極当たり前なことに、私は一年かかって気付いたのでした笑

この学びを活かして、次の2020年はPCの動画編集にチャレンジします。この年末年始でdavinchi resolveを勉強するつもりです。もちろんiPadも活用していきますよ〜!


※画像の一部は「ぱくたそ」様の素材を利用しています。