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Saramonic製のワイヤレスインカム「WiTalk WT3S」を試したファーストインプレッション

今回のテーマはワイヤレスインカム製品。

Saramonic社のリーズナブルな製品「WiTalk WT3S」を試してみました。

ワイヤレスインカムの代表「Hollyland Solidcom C1」と比べてどうなのでしょうか。

コミュニティメンバーの皆さんの感想も交えてご紹介します。

ワイヤレスインカムの普及

近年、ワイヤレスインカムが配信初心者の現場でも広まっている気がします。

その立役者は「Hollyland Solidcom C1」でしょう。それまでハードルが高かったインカムを、価格的にも運用的にも身近にしてくれました。

Solidcom C1は様々な現場で見かけますし、コミュニティメンバーの中にも愛用者は多いです。

トランシーバーは同時に発言できるのは一人ですが、Solidcom C1は同時に発言ができてスムーズです。

また、初代から改善も続いており、ノイズキャンセルなどを搭載したProモデルや、首掛け+外付けイヤホンに対応した「In-Earバージョン」も発売されました。

便利になっている一方、改善版では少し高額になって来た印象もあります。(それでも旧来のインカムよりは安いのですが)

より安価な製品も出てきた

そんなところへ、近年他社メーカーより類似品が出始めていました。

その一社がSaramonicです。Saramonicは中国深圳に本社を置くオーディオ機材メーカーです。手頃なワイヤレスピンマイクを出しているイメージがあります。

私は使ったことはないのですが、例えばこういった製品ですね。

そんなSaramonic社のワイヤレスインカム「WiTalk」がPanda Studioさんでレンタル開始していました。

これは気になると言うことで、早速レンタルをしてみたのでした。

製品概要

WiTalkはSolidcom C1と似通った製品です。同じ1.9GHz帯を使い、親機のインカムを中心に子機が通信する形です。

一応、solidcom C1よりも接続距離や動作時間は長いようです。この辺りは実際に使ってみてどうなのか気になりますね。

引用:https://www.saramonic.com/product/witalk-wt3s

インカムだけだと親機を含めて最大5台、ベースステーションを使うと最大8台で接続することができます。

更に、ベースステーション同士を繋げることで、最大16台のヘッドセットで通話をすることも可能だそうです。

この点については、Solidcom C1の方が最大27台まで接続できるようです。私はそんな大規模な現場に入ったことがないのですが、運用が回るのか気になりますね。

引用:https://www.youtube.com/watch?v=IX9oZYTq0r8

WiTalkには片耳モデルと両耳モデルが存在します。

このニーズの違いはよく理解できていないのですが、外音を聞く必要がなく、騒がしい場所だと両耳の方が確実に聞こえそうですね。

引用:https://www.saramonic.com/product/witalk-wt3d

Solidcom C1にはノイズキャンセルを搭載した「Pro」モデルもあります。

WiTalkはノイズキャンセル機能の搭載はないようです。そのため、Hollyland 比較対象としては、ノイズキャンセル機能のない無印モデルになりそうです。

価格を比較すると以下の通り。半額は大きいですね〜!

Saramonic WiTalk 61,600円
Hollyland Solidcom C1 121,000円
Hollyland Solidocm C1-Pro 152,900円

印象

レンタルしたWiTalkは、先日のオフ会に持ち込んでみました。

オフ会にはSolidcom c1を所有している方もおり、多角的な感想をもらうことができました。

皆さんのファーストインプレッションを紹介します。

デカい

届いての第一印象は「デカっ!」でした。

Solidcom C1に比べると、全体的に一回り大きい印象です。運搬などではスペースを取りそうな印象でした。

ただ、Solidcom C1の利用者からは、イヤーパッドが耳をスッポリと覆ってくれるのが良い、と言う声もありました。

Solidcom C1は耳が痛くなることもあったそうですが、WiTalkならその心配が少なそうとのことでした。

代わりに頭頂部のクッション性が低く、痛くなりそうと言う声も挙がりました。

←WiTalk Solidcom C1→

音量が小さい

WiTalkで一番ネガティブだったのは、音量が小さいことでした。MAXにしても、思ったほど音量が出ません。

セミナーのような静かめなイベントなら大丈夫ですが、エンタメ系なイベントだと聞こえづらそうだ、と言う声が挙がりました。

音質が悪い

Solidcom C1の利用者からは、比べると音質が悪い印象を覚えたそうです。

その場では比較していないのであくまで感想ですが、コストカットが現れている部分なのかもしれません。

トークバックが無い

WiTalkには自分の声が聞こえるトークバックはありません。

自分の声が程良く聞こえると、自分の声がちゃんと通信に載っている印象をえることができます。ある方が、円滑な会話に繋がるそうです。

ただ、無印のSolidcom C1にも無かった可能性があり、これはWiTlakだけの課題では無いかもしれません。

似た話では、マイク部分にLEDインジケーターが無い点も挙がりましたSolidcomにはそれがあり、周囲の人が会話中か判断する元になっているそうです。

コスパが良い

ここまでSolidcomに比べてWiTlakのネガティブな部分を挙げて来ました。ただ、それらを結局無しにしてしまうのがコスパの良さです。

Solidcom C1に比べて約半額。どのネガティブなポイントも、値段相応と思えてしまいますね。


以上、オフ会で試してみたSaramonic WiTalkの紹介でした。

様々な点でSolidcom C1の方が優れているのですが、値段が全てを解決してしまいます...笑

ワイヤレスインカムが欲しかったけれど、価格がネックだった方はぜひ検討をしてみてください。

レンタルのススメ

今回貸出支援をいただいたパンダスタジオさんでは、一日6,600円でレンタルを提供されています(2024/6現在)。気になる方は、まずレンタルで試されてみてはいかがでしょうか。

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