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ライブ配信で考えている3つの冗長化

ライブ配信において一番怖い事、それはシステム的なトラブルです。

リアルなら多少のトラブルはゴリ押しできますが、ライブ配信ではそうもいきません。映像が届かなければ、ライブ配信は続けられないからです。

配信を重ねてきた中で、今は大きく3つのポイントを意識して冗長化しています。体験したトラブルも交えて紹介をしていきます!

3つのポイント

まずは3つのポイントを紹介します。

カメラやPC、スイッチャーやエンコーダーなどの「ハードウェア」。ZoomやYouTube、配信などの「サービス」。そして、言うまでもありませんが「インターネット」です。

色々なトラブルを経験して、今ではこの3つのポイントを冗長化するようになりました。それぞれを順番に紹介していきます。

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ハードウェアの冗長化

配信をしていると、一番起こるのがハードウェアのトラブルです。ケアレスミスから謎のトラブルまで様々ですが、避けられない物だと思っています。

例に自分が経験したパターンを3つ紹介します。

・忘れ物をした

ありがちですが、致命的にもなるのが忘れ物です。ハードウェア自体よりも、HDMIや充電などのケーブル類の方が危険ですね。。

ただのケーブルとは言え、中々急ぎ手に入れる事も難しい物。事前の念入りな確認は勿論ですが、さいあく会場の近くに家電量販店があると安心します。

実際にカメラに使うmicro USBケーブルを忘れて、急ぎ買いに行った事があります^^;

・相性問題

使うハードウェアが増えると、必ず起きるのが相性問題です。アナログな話ですが、機材同士の相性は結構あります。

機材同士の問題もあれば、ケーブルが合わないケースもありますね。初めて使う機材は、例えケーブルでも事前の確認がオススメです。

例えば「分配器」はトラブルが起きやすい機材です。出張配信の際は3種類持ち歩くようにしていましたが、毎回使えるのが違うんですよね。こればかしは宝くじみたいな物だなと^^;

・なぜか正常に動かない

いくら事前に確認しても、突然のトラブルは避けられません。当日になって、いつものように動かない事もあります。

まずは落ち着いて電源を入れ直したり、機材の初期化を試しましょう。ケーブルの抜き差しも大事ですね。自分も謎のネットワークに繋がらないトラブルが何度か。初期化したり、時間が経つと直ったり、いまだに謎ですね。。笑

それでも動かない場合に備えて、可能な範囲で機材の冗長化がオススメです。配信をハード(LiveShell X)からソフト(OBS)への切替を想定したり、スイッチャーも可能なら二台あると安心します。

サービスの冗長化

ライブ配信をするには、何かしらのサービスを使う必要があります。YouTubeのような配信プラットフォーム以外にも、最近はZoomなどのWeb会議サービスを使う事が殆どだと思います。

これもサービスである以上、障害は避ける事ができません。いつか起きる物と考えておく事が大事です。

こちらも2つのパターンを紹介します。

・Zoomの障害

比較的安定していると評判のZoomですが、油断は禁物です。私は配信中に突然Zoomが落ちる経験をした事があります。幸い5分ほどで復旧できたのですが、その間Zoomに接続できない状態が続きました。

この時に学んだことは、Zoomだけに依存してはいけない事です。最悪の場合は別のWebサービスにスイッチできる準備が必要になります。

そこで今は「控室」を運用にGoogle Meetを使い、万が一の場合は移行できるように備えています。以前は控室もZoomでしたが、連絡系統を冗長化する意味でもこれは有効です。

・YouTubeのトラブル

YouTubeの場合、サービスダウン以外のトラブル経験もあります。

例えば「BAN」の問題です。コロナウイルスの影響で、審査はAI依存度が増しているそうです。すると、「肌色の服を着ていたらBANされた」はまだ優しいもので、「特定の人が映るとBANされる」なんてケースもありました。これは大きなリスクで、配信しないと分からないのが更に厄介です。

対策としては、別サービスで配信する用意が必要になります。無償ならFacebookやTwitter、有償ならVimeoなどの配信プラットフォームをの準備が必要です。

天神放送局では、YouTubeと並行してVimeoにも配信をするケースもあります。「LiveShell X」は最大3チャンネルに同時配信ができるので、冗長化を考える上では非常に便利です。

インターネットの冗長化

最後はインターネットの冗長化です。障害は勿論ですが、最近は在宅勤務の増加によって帯域が圧迫され易い状況があります。万が一に備えて、回線も冗長化しておくのがオススメです。

・モバイル回線を活用

シンプルな方法はモバイル回線の活用です。固定回線に加えて、万が一の場合はテザリング経由の配信に切り替えます。LTEなら非常に高速なので、十分な電波があれば有効な手段です。

・多拠点から配信する

天神放送局ではYouTubeの「バックアップストリーム」機能を使い、2拠点から同時配信しています。同じ構成を東京と福岡に用意して、物理的に冗長化した構成です。

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「バックアップストリーム」を使うと、メインの配信が途切れた時に自動で切り替える事ができます。一瞬のズレはありますが、影響を最小限に抑える事が可能です。

トラブルを最小限に抑える配信では、このような二重配信が安心できます。

まとめ

見ていただくと分かりますが、冗長化はコストがかかります。全ての配信でやるべきかと言えば、それはNoでしょう。

ある程度のトラブルが許容されるイベントもあれば、許されないイベントもあるはずです。配信で実現したいクオリティとコストのバランスだと思います。

また、様々な方法がありますので、できる範囲から始めていただくと良いかと思います。この記事が参考になれば幸いです。


【全員自宅から】ライブ配信を支援します

天神放送局では「完全オンラインのイベント配信」をお手伝いしています。

関係者全員が自宅から参加可能。作り込まれた画面デザインとソーシャルTLの表示で、クオリティと熱量を高める配信を可能にします。

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画面デザインのイメージ

画面には「人物」「共有画面」「SNS」を表示。Zoomを使いますが、一見そうは思えない絵作りを実現しています。

また、今回紹介した多拠点配信の冗長化も行っています。詳細は以下のページより、説明資料をご覧ください^^