ライブ配信の10年から見えた、運用の重要性
3/7に配信したYouTube Liveのまとめ記事です。
田中司恩(@tnk4on)さんをゲストに「ライブ配信の10年」を語りました。そこから見えてきたのは、10年経って変わったことと変わらなかったこと。
特に配信を盛り上げていく為の工夫は、今も昔も変わらないようです。
00:00 ゲスト:田中司恩さんについて
外資IT企業の福岡オフィスに勤務。元々は大阪で働いていましたが、昨年の転職を機に福岡へ移住されました。
天神放送局は「反省会ライブ」がきっかけで知っていただきました。それ以降、各配信やSNSでは交流させていただいています。
元々は音楽業界にいて、10年前はUstream・ニコニコ生放送を中心に、ライブ配信に力を入れていた。
04:30 元々は音楽業界の人だった
・子供の頃から音楽を嗜み、芸大の音楽学科を出ている。
専門学校で音楽理論を教えていた経験もある
・音のスキルがライブ配信に活きている
09:57 10年前と必要なスキルは変わらない
・プラットフォームは変わったが、必要な技術は変わっていない
・使っているマイクは25年前と変わっていない
・簡単に配信できるようになったが、一定レベルを超えると知識が必要
その知識は10年前と変わっていない
・音は発明された時から技術は変わっていない
空気の振動を電気信号に変え、増幅する仕組みは変わらない
16:53 ライブ配信のやり方は10年前と変わらない
・ライブ配信のやり方も変わらない
10年前も配信ソフト(Xsplit)を使っていた
・配信プラットフォームはとても増えた
キュレーションのニーズは高まっていそう?
・peatix、connpasはライブ配信検索に対応
Web会議サービスも急速に対応を進めている
22:04 ライブ配信をどう盛り上げるか
・昨日、ある会社のクローズドな配信イベントを担当
普段よりもタイムラインには熱量があったらしい
・コールアンドレスポンスを意識しよう
見ている側に参加意識を持たせることが大事
・UstreamはTwitter連携機能があった
ただ、Twitterにミュート機能が無いのはネックだった
30:46 UiPath Friendsの配信について
・普段から巻き込みを意識しているかも大事
オフラインで盛り上がっていると、オンラインでも盛り上がるのでは
・やっている人達が楽しそうかは大事
音と映像など技術だけじゃない
37:46 楽しいをどう作るか
・Zoomなら皆で顔出しタイミングを作るのも楽しい
・人形を置く、仮装をするなど、被り物など、見た目の楽しさは大事
・キャラクタライズは10年前から変わらない知見
47:16 10年で変わったこと、変わらないこと
・配信は間違いなく始めやすくなった
ある程度のクオリティはソフトウェアがやってくれる
ただし、根底の技術・運用は変わらない
・音声チェック兼ねてチャットを求める
最初の人は称える、など
53:40 またライブ配信を始めたい
・最近、YAMAHA AG06を購入
コレとマイク、ヘッドホンがあれば配信はできてしまう
・配信ハードルが下がったことで、自分の得意分野と掛け合わせができる
57:50 音声周りの最小構成
・個人収録なら、YAMAHA AG03/06は非常にオススメのミキサー
マイクも数千円から手に入り、配信するPCがあれば配信できてしまう
・イベントでは集音型のマイクがオススメ
天神放送局ではSENNHEISER MKE-600を利用中
・会場の音声ラインが取得できるならそれを使う
会場ワイヤレスマイクは、レシーバーだけ用意して盗聴する裏技も笑
・コストさえ許せば、ワイヤレスマイクを人数分用意する
ただし非常に高いし、混線などのリスクもある
・音は変数が多く、調整が大変
話す人の声や性別、会場の環境や空調など、考えることは様々