220203

腑に落ちないことばかり
気にしているだけでは変わらないことばかり
かといって打開策があるわけでもなく
情けなく非力な自分を嘆くのみ

消えかかった炎にくべる薪はもう手元に無い。湿気を多分に含んだそれらはどうにも使い物にならない。そうしてる間にも炎は少しずつ、しかし確実に小さくなっていく。吹けば飛ぶような火種を守るための体力も「なんとかせねば」と息巻くだけの気力も現状ではほぼ使い果たしてしまったのが正直なところ。赤が虚しくも闇に溶けて逝くのを眺めているだけ、抗いや諍いの先にあるのは敗北であると悟ってしまった小生。

いつかはまた元気になるのかなと思うが、時間が経てば回復する=時を待たねば回復しない。無課金ユーザーが胡散臭い広告を眺めるような、不毛な時間の流れに身を委ねるしかない。どうにかしなきゃ、もっと。

明日になればどっさりと薪が手に入るかもしれない。その期待だけは捨てていない。あくまで「かもしれない」だから、手に入らないかもしれない。今はその失望への用意の方がウェイトは大きい。次の好機を逃さないように目だけは何とか光らせている所存。どう見える?

好きな書き手さんが居てその人たちの作品に触れると、自分の才の無さに愕然とする。「自分は此処に居ます」と高らかにではないが図々しく発信している自分は何なんだろうか。何かに成れたらこの尽きない不安や焦燥は消えるのか、愁情からは解き放たれるのか。

二月になった。
9年前の二月の終わりに死んだ彼らのことを思い出す。
当時の彼らの年齢をいつの間にか追い越してしまっていた。

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