見出し画像

#22 聘珍樓 麻辣麻婆豆腐 レビュー

■ 結論
麻(しびれ):☆☆☆☆☆
辣(からさ):★☆☆☆☆

< 総評 >
醤油ベースのめずらしい味付け。
四川風とは違うので、それを期待して食べると意表を突かれるかもしれない。
抑えめのピリ辛で老若男女だれでも食べられるように設定されている。

この企画について


四川麻婆豆腐好きが地方移住したら四川麻婆豆腐の店が無くて困った。
諦めきれず麻婆豆腐の素を食べ比べして好みの一品を探す企画。

ここから本文


『聘珍樓』って読めますか?
これ ”へいちんろう”と読むらしいです。

中国料理・広東料理を提供するレストランで、日本に現存する最古(明治17年[1884年]創業)の中華料理屋さんとのこと。

ちなみに中華料理屋さんには ”珍” を使うところが多いですよね。
中国でも「めずらしい」という意味らしいのですが、「貴重である」という意味合いが強いそうです。珍重ちんちょうとか、そういう感じみたいです。
日本だと「ちん」という響きから連想するものがあったり(笑)、珍妙という言葉のように ”滑稽さ”を含む意味に捉えられてしまいますが、日本でも本来は貴重と言う意味に捉えられていたみたいです。

聘珍樓 麻辣麻婆豆腐

黒を基調としたパッケージとなっており老舗の貫禄が伝わってきます。

麻辣や花椒など四川風なのかなと思われる文言が見当たりますが、”四川”の文字はどこにもでてきません。
どのような味付けなのか気になります。

作り方

用意するものは豆腐、豚ひき肉、長ネギ、にんにくです。
片栗粉はいりません。

食べ比べ企画を始めて21品目ですが、指定の材料に初めて”にんにく”が出てきました。

材料が多いと本格的麻婆の可能性が上がるのでワクワクします。

中身

中身は白いパウチ。
21商品中2つしかありません。珍しい。

ロゴも入っており、見えないところにも老舗らしい心遣いが感じられます。

ちなみに『聘珍樓』の読み方を覚えてますか?
最後まで読むと正解が分かります ←最後まで読ませたいのか??なんだこの珍妙な作戦はw

完成

まず最初に感じたのは醤油の香り。味も醤油を感じる。
最初のほんの一瞬だけ、オイスターソースで作った魚介系野菜炒めのような感覚がありました。
これは珍しい味付けです。(広東風のお店だから?)

辛さは抑えめのピリ辛で、甘さも感じます。
麻婆豆腐の素の中では油がやや多めでまろやかさを出しています。
しびれは感じませんでした。

四川風のシビ辛を求めている人には物足りないと思いますが、そんなもの求めてないよって人には、少し変わったテイストの麻婆豆腐としてお楽しみいただけるのではないかと思います。


正解は

へいちんろう

でした('ω')ノ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?