巨人の肩の上に立つ
みなさん、こんにちは!
諏訪剛史です。
社会情勢の影響もあり、在宅でいる時間も増えたことから、以前読んだ書籍を読み返しています。
将来の姿やこれからの働き方を考えたいという友人・知人に薦めることも多い、「億を稼ぐ人の考え方」(著者:中野祐治、2020年、きずな出版)を読み返していて、改めて自分が大事にしていきたい考え方を記載します。
※以前書いた記事は以下
https://note.com/tkswanlake/n/n7e52cad7b9e9
中野祐治 氏
大手メーカーに務めながら20代前半から起業準備を始め、各種店舗経営、コンサル、起業支援等、様々な分野の実業家として活躍。
ベストセラーのビジネス書作家として、次回作の本の出版も期待されている。
https://www.kizuna-pub.jp/book_author/yujinakano/
巨人の肩の上に立つ
この書籍の中で、「世の中のうまくいっているものは、真似から入ったものが断然多い」というセクションがあります。
フランチャイズビジネスの例や、伝説を残し続けている棋士の羽生善治氏の言葉なども引用しながら、先人の築き上げた叡智をしっかりと活用して成果を残していく大事さを説いています。
僕も、大学院まで情報工学の研究をしていたこともあり、先の研究者達が残してくれた研究成果の上に新規・応用研究が成り立っていることは紛いなりにも理解していました。
世の中で完全にオリジナルと呼べるものはなく、人は生きているだけで必ず誰か、何かの影響を受けてその考えに至ると思います。
個性やオリジナリティというものは、徹底的に真似して模倣した上で、それでも異なってくるものだと思いますし、頑なに人と違うことを!と意気込んで型を学ばないのは、逆に型というものに縛られているだけで非効果的ではないでしょうか。
このことを表した格言に「巨人の肩の上に立つ」というものがあり、僕はこの言葉を大事にしています。
以下の記事がテクノロジー分野を起点としていますが非常にまとまっていてわかりやすかったです。
先人の叡智や、企業・団体が提供してくれているプラットフォームを活用して事業や活動を捉える上では、オリジナリティよりも以下の観点が確固たるものであるかが重要だと考えています。
・それをどんな目的・意義でやるのか
・自分の人生とどうつながっているのか
・それが心から成し遂げたいことか
僕は、自分が生活し家族を守るための経済的基盤と、自分が展開して行きたい事業に掛けられる資金と時間的余裕が得られるのであれば、そこまでは徹底的に真似をして成果を得ることにこだわってきましたし、それを後に続く型に伝えていけることに喜びを感じています。
経営の道に進み、様々な結果を出されている方に共通して感じるのは、
「成果にこだわる人は成果を出し続け、やり方にこだわる人はそこそこの成果で終わっていくことが多い」ということです。
絶対的に正しいやり方などは存在しないし、今のやり方より良いやり方は必ずと言っていいほど存在しますが、結局はそこで成果を出すと決めているのかどうかが全てだと感じています。
受験に例えるならば、数多ある参考書に迷い、この参考書のほうが構成がわかりやすい、図解がきれい、内容が濃そうだなどと目移りし続けているうちは学力はつかず、まず一冊やりきって特性を掴んでから次の参考書で補足していくことが重要なのではないでしょうか。
目的が成果を出すことなのであれば、先人の智慧もありがたく活用し、自分自身を磨き作り上げながら後でオリジナリティを出していけば良いと思います。
今後も、巨人の肩の上に乗って、より先へ行けるように努力していきます!
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