細かいことは言わないけど、明日からも頑張ってください

タイトルは先日のライブで赤飯さんが言ってくれたものです。ここに「俺達は音楽で応援してるから」というニュアンスの言葉を続けてくれました。シンプルでストレートな言葉こそ、何かを抱えている人には響くものがあったのでは。ここでも色々と書いたけど、最近の活動を見ていて思うことと赤飯さんが更新してくれたブログを読んで思うことなどを改めて。

私は以前Twitterのプロフィールに『楽しいことを積極的に取り入れて自分を満たすことが理想』って書いていた時期がありました。これってものすごくパワーがいることで、でも楽しいと思えることが増えたら「好き」が増えて、自分の時間が満たされていくんですよね。その感覚をたくさん得ることができてそれを意識して過ごしていこうって、ある意味バイタリティの塊のような時期だった。

最近の赤飯さんの活動を見ているとまさにそんな印象を受けるんです。多分きっと、望んだ形で思うように動けない時期があったからこそ、そういう渇望感をバネにしてる人だと思っていて。今はその反動というか、びよーーーーんって思いっきりやりたいことができている。もちろんその一つ一つが当たり前ではないけれど。

あくまでもオメでたがホームで、それは他のメンバーもそうだと思うけど、安心して帰る場所があることで他の現場での活動もできる。本業であることはブレないけど、他のことも決して手を抜いてない。今の活動を見ていて、何かを疎かにしているなんて感じたことは一度もない。だって今だからこそできることだから。笑顔でステージに立って歌ってくれているから。

何を思って活動しているか、私達に何を望んでいるか、全部を言葉にするのは野暮だという声もあるかもしれない。でも私は本人の言葉が一番強いと思っているので、やっぱり考えていることを言葉で伝えてくれるのはとても嬉しい。それを知った上で活動を追えたら、より深く向き合える気がするので。ただ、本人の言葉がないからと言って怒りの矛先を本人へぶつけてしまうのは避けたい。

あるミュージシャンの言葉で、「人間が演奏するときは何もしないことが休符になるけど、コンピュータの場合は休符の信号を打ち込まないと休まない。だから空白は放棄じゃなくて意志であり、静止ではなく行動だ」というものがある。あえて言葉にしないことを汲み取ることや察すること、こちらに捉え方を委ねてくれることも大切で、喜ばしいことだと思っている。でもここだけは誤解してほしくない、というときは必ずハッキリと言葉にして伝えてくれているなあと。

音楽は発信された時点で聴き手のものだと認識しているのですが、それと同じで応援の仕方も自分次第だと。活動方法がたくさんあれば応援の仕方も自分次第。だって誰にも強要されてないんだから。私は届く形での応援をしたくて、その方法はたくさんあると思うんです。ライブに行く、曲を聴く、周りに広める、メッセージを送る等々。今は直接声を届けるツールがたくさんあるんだから、自分なりの方法でそれを表現できたら良いですよね。好きなアーティストから様々なアプローチがあって、こんなにもアクティブで、楽しみ方を選べるなんて最高の贅沢。そんな中で、あなたが無理のないように自分なりの楽しみ方を見つけてね、というメッセージを感じています。個人的な意見。活動形態だけじゃなく、ライブでの楽しみ方にも置き換えられる。

長い間同じ職場で働いていた人が異動するときに私にくれた言葉なんですが
『仕事は人生の全てではないけど、どうせやるなら自分でも楽しくて人に必要とされて大切に思われた方が幸せだから。そういう仕事をこれからもしていってください』って。この言葉がとても刺さって、ずっとそういうスタンスで続けてきました。これって仕事だけじゃなく、色々なことに当てはまるんです。赤飯さんにも、この言葉の「仕事」を「音楽」に置き換えて届けたい。

皆さんそれぞれ、大好きだと胸を張って言えるものが何か一つでもあるはず。好きになるキッカケや出会い方は様々だけど、自分が好きだから聴く、自分が聴きたいから聴く、今は聴きたくないから少し距離を置く。そういう自分の感性を信じていれば、ここにいられて良かったと泣けるほどに誇れる日が絶対にやってくる。これは私の経験上、感じたことです。叶わないと思っていたことでも、好きなものを貫いて自分の感性を信じていれば奇跡のような現実を見ることができる。嬉しい楽しいだけではもちろんないけれど、好きなものへの向き合い方は自分次第でどちらにでも進める。誰かがこう言っていたから、誰かがこうしていたからじゃなく。自分の好きなものに向き合う気持ちを信じていきましょ。それは絶対に誰にも邪魔できないものだから。

コロナナモレモモ(マキシマム ザ ホルモン2号店)の発表をしたときに笹島ササさん(マキシマムザ亮君)が、CDリリースをするときはあえてホルモンの名前を出さないで、知らずに聴いてくれた人に「このバンドかっこいい!」って思ってもらいたいって話をしてくれていたのがとても嬉しかった。バンドの趣旨として「2号店」という名前だけど、こういう個を見てくれている感じや一つのバンドとしてしっかりと向き合ってくれている本店メンバーの気持ちが熱いなあと。ライブの場もどんどん発表されているし、夏頃リリース予定のシングルではメガラバを筆頭に、2号店メンバーの味が沁み出た楽曲になるんだろうと思うと楽しみで仕方ないです。夢が叶ったら、きちんと夢の続きを見せてくれると信じているので。

今まさに実感しているのは、赤飯さんが良くライブのMCで言ってくれる言葉。これでいろんな感情が着地できるでしょ。

“俺達とお前ら全員で オメでたい頭でなにより” です!

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