そこにはあなたにいてほしい【オメでた配信ライブを終えて】

オメでたい頭でなにより(通称オメでた)初の配信ライブがありました。リアタイ組の皆さんお疲れさまでした。アーカイブいっぱい見ようね。(配信期間終了のためリンク削除しました)

まだ配信チケットを買っていない方が1人でも多くポチッとしてくれることを願って、配信を見た感想などを書いていこうと思います。セトリなどのネタバレは極力書きません。

まず、オメでたは4/29(水)にアルバムがリリースされました。そのアルバムリリースを挟むように2月〜5月までワンマンツアーの予定でしたが、2公演を終えたところで残りの公演はすべて延期が決まり、振替公演の日程も発表されています。オメでたに限らず、たくさんのアーティストが延期や中止という決断をする中で皆さんそれぞれの形で音や言葉を届けてくれていますよね。我らがオメでたもいよいよ初のライブ配信となったわけです。

曲数だけ書いておくと、オープニングのインスト含めて9曲。オメでたのライブをご存知の方はイメージしてください。ここに茶番(小芝居)がカットインされます。ただ、この茶番の中でバンド名やメンバー名の紹介を兼ねていて素晴らしいなと思いました!オメでたを知らない人にもきちんと知ってもらう姿勢ってとても大切だと思っているので。少し脱線しますが、本来であればアルバムのプロモーションで全国のラジオ局に出演させてもらう予定だったところ、この状況なので赤飯さんがコメント出演という形で日々全国のラジオ局に登場しているんです(放送日時などはオメでた公式HP参照)。その中で赤飯さんが必ず「初めましての方がほとんどだと思うので自己紹介させてください。オメでたい頭でなにより、通称オメでたのボーカル赤飯と申します。オメでたの赤飯と覚えてください」って言ってくれるんです。これめっちゃ大事!!だと思ってます。ファンには当たり前のことでも、知らない方からすればバンド名なのか名前なのか、略称だって分かりません。特にラジオは放送されている時間帯も様々なので、いろんな層のリスナーさんがいるわけです。時間も限られているので、いかにその時間で印象づけるか、かつ興味を持ってもらえるか。赤飯さんはそのラジオ局のある地域出身のアーティストの弾き語りカバーをして送りつけるというラジオ弾き語り行脚をしているのでガッツリ印象に残りますよね。そこにプラスして、きちんとオメでたはこういうバンドで、こういう想いを持って活動してますということを話してくれています。まずは色々なツールで曲を聴いてください、良いなーと思ったら是非ライブに来てください、我々は1人でも多くの人が安心して楽しめる場をご用意してますよ、と。いつか、この赤飯さんのコメントがキッカケでオメでたに興味を持ってくれた方がライブに参加してくれる日がきたら嬉しいなぁ。きっと、誰かの何かに繋がっていくと思うんです。ラジオ大好き。

話は配信に戻りまして、ポイントとしてはカメラワークがとても良きでした!メンバーそれぞれのアングルで映してくれるので、弾いてる手元もガッツリ見れます。奏者ファンの皆さまにもオススメのかぶりつきアングルです。この曲のここのコーラスmaoくんなの!!っていうポイントもありましたね!今までのライブでは、ぽにきメインでコーラスやラップがあり324さんも結構コーラス聴こえてるんだけど、ここまでmaoくんのコーラスが入ってくるのが新鮮でバンド感増し増しでとても良かった!

6月にこの曲を聴けるなんてレアでは…?という曲がありましたが、ある演出の影響で某アーティストのオマージュ縛りが始まってなかなか曲が進まないww このオマージュしたアーティストは私も大好きな方なので、個人的に大サービスしていただいた気持ちでキャッキャしてしまいましたw 天丼やめて(やめないで)w 後半の小芝居パートの裏で流れていたオルゴール音色の曲もこのアーティストの曲で、私はそちらに気を取られてしまって落ち着きませんでした…ありがとうございましたw

ライブが終わったあとはトークの時間もあり、メンバーそれぞれのキャラが出てて楽しかったです。真面目に話してくれたり謎キャラに徹したり照れ隠しをしていたり。ここも聞きどころ。

あと、今回の配信で外せないのは「三密パトロール」を厳しく行っていたポリス役の佐伯新(さえきあらた)さん!色々なところで活躍されている俳優さんですが、初めてこうやってアーティストと絡んだそうです。とても良い味を出してくれていて(配信を見れば分かるw)是非実際のライブにも来ていただきたい!maoくんも話していたけど、メンバーだけだと脱線しがちなところを引き戻してくれるポジションで動き回ってくださって、楽しさに拍車がかかっていました!本当にお疲れさまでした&ありがとうございました。

今回の配信はライブだけではなくオメでたらしい要素がたくさん詰まっていたけど、やっぱり本人の言葉が一番強いと感じたのがラストの曲紹介のくだりでした。大切な大切な、バンド名と同じ名前のタイトルのアレです。その曲の中で赤飯さんが伝えてくれた言葉、それだけどうしてもたくさんの人に知ってほしいので書かせてください。

『配信という形ですが、ステージに帰ってきました。でも、まだほんまのライブじゃないなと思います。だって、あなたがここにいないんです。あなたがここにいないとやっぱりオメでたい頭でなによりのライブにならないわけで。それをすごく感じてすげぇ悔しいけど、今やれることはダブルピースをあなたに届けることでした』

この言葉を聞いて思い出したのが2017年9月に出演したあるライブで、赤飯さんが話してくれたことでした。

『俺たちはこの光景をもっともっと広げていきます。そのとき、そこにはあなたにいてほしい。一緒にその光景を共有してほしい!』

オメでたの代名詞といえるのがダブルピースです。私がオメでたのライブで一番好きなのは、フロア越しのステージを見ること。フロアの景色あってのオメでただと思っているので、このダブルピースが広がる景色を見ながらステージで笑ってくれているメンバーを見るのが大好き。ドラムのミトさんはステージ後方からステージ越しのフロアを見れるので特等席だ、って話してくれています。我々フロアからするとミトさんの逆視点になるけど、これも特等席なんです。赤飯さんが伝えてくれた「あなたにいてほしい」という言葉は、いつもフロアにいてくれる「あなた」であり、オメでたをこれから知ってくれるかもしれないまだ見ぬ「あなた」なのではないでしょうか。一人一人の居場所があり、「あなたが主役」だと歌い続けてくれるオメでたからの、今の音と言葉。しかと受け取りました。

本当にやりたいことのためなら遠回りだとしてもやりたいことの一部だ、という言葉を聞いたことがあります。それがまさに今。赤飯さんが以前言っていたように『艱難辛苦の耐えどころと弁えて、悔しいけど回り道しても絶対にやりたいことを実現させる』これも、まさに今。回り道をしたから見える景色があると信じてます。

ラストに赤飯さんが叫んだ『これで終わるわけねぇやろ!!!』という流れから、なんと次回配信ライブのお知らせもありました。

オメでたは8月29日が結成記念日です。829も、何かしらの形で気持ちを共有できたらいいな、と期待して待ってます。

この記事のタイトルにした「そこにはあなたにいてほしい」。これはフロアからメンバーへ伝えたい言葉でもあります。生きて、笑顔で、そこにいてください。またライブハウスで会いましょう。(その前に配信)楽しい時間をありがとうございました!

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