ユミタカサト

身軽な選択、日常の些細な考察やエッセイを書いています│ 『あらゆること経験して満足して…

ユミタカサト

身軽な選択、日常の些細な考察やエッセイを書いています│ 『あらゆること経験して満足して生きる』ための処方箋note

マガジン

  • 【”働く”を楽しむための捉え方】

    アラサー看護師が9社目でキャリアブレイクしてから、 ”働くこと”を楽しむまでの日記

  • 【身軽に生きるために】

    「身軽に生きる」を達成するために、暮らしや仕事で考察したこと

  • 【あらゆることを体験して納得するために】

    「嫌なことで死なない」 「あらゆることを体験して納得して死ぬ」 ために、自分をより知るためのnote

  • 【日常のふとした発見エッセイ】

最近の記事

noteは完成度より「とりあえず投稿しちゃえ」

練りに練った構成に、選び抜いた表現。 だけどまだ納得いかなくて、綺麗な締めどころも見つからない。 投稿できるほどの『完成』には程遠いとしか言いようがなくて、温めること気づけば1ヶ月……。 みたいなnoteの残骸というか 形になってない”と思っている”文章たちが 下書きに溢れていた。 パラパラした文章の山。 見出しだけが並んでいるものもあるし、 いっそ潔くタイトルの下に1文だけサラッと書かれたものもある。 もう何がしたかったのか、何の感情が沸き立ったのかも思い出せない3段

    • 1つの「ちょっとアリかも」で、急に他の選択肢が見えなくなる問題

      求職中の人間に迫る、求職活動における大きな問題。 いま自分も片足どころか腰くらいまで浸かっている問題。 ”1つの「ちょっとアリかも」という求人で、急に他の選択肢が見えなくなる問題”。 だ。 「よし、そろそろ仕事を探してみようかな。 チラッと見るだけだから……。」 と少しずつ求人サイトをスクロールしてみる。 その中でキラリと光るめぼしい求人を見つけた。 おもしろい仕事内容で希望の検索条件にも合致している。 「この仕事ちょっとアリかもな〜。話聞いてみたいかも。」 と思

      • 足の小指との意思疎通│エッセイ#3

        足の小指を、ずっと動かせなかった。 自分の足の小指だ。 脳から通る神経が伸びているハズの、私自身の足の小指、左右で2本。 長年使ってきた自分の身体だから、思い通りに動かすなんて文字通り”朝飯前”だと思っていたのに、足の外側にある長さ1cmちょっとの組織が、まるで 「こんにちは、今さっきココに生えてみました。」 と言わんばかりに意思疎通が図れない。 試しに触ってみる。 触られている感覚はある。触覚があることに安心して、 関節と思しき位置で床に向かって曲げてみたら、小さく曲

        • 4ヶ月の休職を駆け抜けて、退職になった。

          職場からの連絡を受けて、休職満了で退職になった。 上司からの電話は穏やかで、だからこそまともに聞くと自分を責めてしまいそうだったから、敢えて電話口から耳を離していた。 非常勤での復職の提案もあったけれど、お断りした。 もうしばらく医療従事者の職員証は持ちたくない。 まだ退職の書類手続きは残っているし、 数日後には健保や年金の手続きで区役所に通い詰めになる。 初めてのハローワークも待っている。 それでも、これで一区切り。 定期の診察が終わり採血と心電図検査を待ちながら

        noteは完成度より「とりあえず投稿しちゃえ」

        マガジン

        • 【”働く”を楽しむための捉え方】
          6本
        • 【身軽に生きるために】
          6本
        • 【あらゆることを体験して納得するために】
          6本
        • 【日常のふとした発見エッセイ】
          3本

        記事

          【休職】働くことが少し怖くなった、今日。

          なんだか少しだけ、働くことが怖い。 今日はお昼ごろに簡易書留の郵送と、 夕食作りのための買い出しに出た。 郵便局に到着しカウンターに向かうと、 私と同い歳くらいに見える郵便局員さんは 笑顔で迎えてくれた。 簡易書留での郵送を伝え封筒を渡すと、 慣れた手つきで宛名を読み込んで処理してくれる。 その郵便局員さんの後ろを、2人の局員さんが談笑しながら通り過ぎて席に着いた。 お昼休憩だったんだろうか。 休職前、約6年間もあらゆる職場を転々としながら、 それでもなんとか働いて

          【休職】働くことが少し怖くなった、今日。

          「人に『すごい』と言われる仕事」=”自分そのもの”では無いと気づいた話

          医療・介護福祉に従事してきた約6年、 自己紹介の場で職業を伝えると、体感で8割の方が 「えぇ〜すごいですね。」 「大変ですよね、お疲れ様です。」 との反応。 社交辞令とか、返す言葉がないからとか、 そんな可能性も含めて ”看護師” という職業には、 名前を聞いただけで想像できるイメージ があるらしい。 コロナ禍以降は特に、日々奮闘する医療従事者の姿が メディアに取り上げられ、 私自身も防護服とN95マスクの下でセルフサウナを展開しながらビショビショで働いたりした。

          「人に『すごい』と言われる仕事」=”自分そのもの”では無いと気づいた話

          日没の一級河川、冷たい匂い。│エッセイ#1

          午後5時。 錆浅葱色に文字通り錆が滲む高架道路に合流して、薄白い高層ビル群を小さくフロントガラスの先に見据える。 車高の高いSUVは風を受け止めやすく、横風でハンドルが小刻みに左右へ揺れる。 日の入が少しずつ早くなり、 今の季節は高架から見下ろす住宅街に、太陽の下端が差し掛かっている。 2つ先の信号を越えると、幅広な川に掛かる橋に繋がる。 下流まで市内の水源を支える一級河川が、大きく横たわっている。 これまで目にした日没の数は、単純計算で1万回に近い。 おばあちゃ

          日没の一級河川、冷たい匂い。│エッセイ#1

          キラキラした夢も無く、働きたくなかった5歳の女の子へ。│エッセイ#2

          5歳の女の子の《将来の夢》といえば、 平成初期の当時はケーキ屋さんとお花屋さんと看護師さんが3大巨頭だった。 幼稚園卒園の文集は《将来の夢》がメインテーマで、 どのページにも艷めく大きな瞳にツインテールを揺らす女の子が、にこやかに自分の職務を全うしている。 ページを捲り進めると、私の名前があった。 青空の下、犬らしき生き物とともに ドーナツを片手にただ立つ女の子。 油性ペンでチョンッってやったんやろなぁ………… って容易に想像できる真っ黒な目と、あんぐり開けた口。 頭

          キラキラした夢も無く、働きたくなかった5歳の女の子へ。│エッセイ#2

          【皮膚むしり症】20年にわたるアラサーの戦歴が同士の参考になりますように。

          自分の手や指、堂々と人に見せることができますか? 私は1ヶ月前まで、見せられませんでした。 自称ミニマリストの私は、モノ自体は減らしすぎた結果、私物が日々この世から姿を消している。 しかし、”ある症状”だけが20年経っても手放せない。 習慣に刻まれた”最悪の癖”。 『皮膚むしり症』 だ。 『皮膚むしり症』の支障と切なさ”皮膚むしり症”が原因で肉体的に死ぬことは感染症などごく稀だと思うけれど、 日常生活への支障がまぁすごい。 ついでに他人からの「うわぁ……。」もす

          【皮膚むしり症】20年にわたるアラサーの戦歴が同士の参考になりますように。

          【休職&退職】による”下山”で、耐えていたハズの仕事の「異常さ」に気づいた話。

          今回のnoteでは、苦しくて辛くて耐え難くて、でもギリギリ耐えてきた仕事から、 一旦離れることの大切さについて書いてみた。 私はいま、休職期間が終わりに近づいてきたので、 そろそろ次のフェーズ 『新しい仕事を探す』 に移行する準備のタイミングが見えてきている。 この時期になっても、まだ求人情報サイトやタウンワークを見ることへの躊躇いは大きい。 「あぁ、”働くこと”と向かい合おうとしてる……あの地獄をまた探すのか……。」 みたいな。 怖々とindeedを開くと、 希望する

          【休職&退職】による”下山”で、耐えていたハズの仕事の「異常さ」に気づいた話。

          汚部屋で育成&洗脳された私が、ミニマリストもどきになった経緯

          いまでこそ『身軽に生きる』を価値観の1つに掲げて 常に身の回りのモノに目を光らせている私だけれど、 もともとは純度100%の汚部屋製だ。 21歳で脱出するまで過ごした生家は、2DKの最悪に汚い《うなぎの寝床》だった。 どれくらい汚いかというと、 まず絨毯の上を小虫が大量に蠢いているのが当たり前。 服と本が床に広がっているため、掃除機の登場は非常に稀。 こんな所で子供育てんな。 寝床はもちろん万年床で、母親は1日2箱を家中で喫煙。 最悪のニコチン充満賃貸。 玄関はバス

          汚部屋で育成&洗脳された私が、ミニマリストもどきになった経緯

          1595枚の写真データを半分以下に厳選した日|ミニマムな思い出整理

          私のミニマリズムはもう誰にも止められなくなっており、 モノ以外にまでミニマム化を押し進めている。 卒業アルバム全冊や思い出品の99%は 厳選して写真に撮りデータ化した上で、 個人情報を塗りつぶしガムテープでぐるぐるにして塩を振ってゴミに出した。 100人近くいたLINEの友達は 「今この人間関係は生きているか」 という基準で厳選したら、現状16人。 パートナーからの手紙など思い入れが深く現物が必要なモノは、 厳選された幼少期アルバム写真とともに、ポリエチレンケース1つへ

          1595枚の写真データを半分以下に厳選した日|ミニマムな思い出整理

          もし最低限のモノしか持てず家を追い出されたら

          ミニマリズムに目覚めてモノを厳選していると、 「もうこれ以上減らせないんじゃないか……?」 ってタイミングが訪れる。 見渡す限り、家にあるモノ全てが、本当に必要なモノに思える。 ここで、さらにモノを厳選する時に私が最も捗った考え方は、 「もし最低限のモノしか持てず、今の家を追い出されたら。」 という妄想。 これは決して、全く起こりえない話じゃないと思う。 災害大国日本においては、いつだって最低限の本当に必要なモノだけ抱えて、生活を再スタートさせることになる可能性がある。

          もし最低限のモノしか持てず家を追い出されたら

          脱正社員に向けて│働く私の【取扱説明書】を作ってみた

          18万円。 私の今の銀行残高。 あの、もちろんいろんな銀行とか全部ひっくるめてよ。 今月からはあのホクホクとしたお給料も入らないし、 寿命を削ってこなした夜勤のせいで膨らんだ社会保険料を、チューッと吸い取りに会社から連絡が来るとのウワサもある。 血縁は全員は爆発(したことに)していて、パートナーとはあらゆる生活費を完全折半。 融資なし。頼れる身近なし。ハイ、崖って感じ。 傷病手当金の申請をしたとはいえ、よくもまあこの貯金額でのうのうと休職しているわと思うけれど。 過去最

          脱正社員に向けて│働く私の【取扱説明書】を作ってみた

          noteは「誰にも読まれなくてもいい」

          「いや誰にも読まれてないじゃん……。」 って、noteのアカウントを消したことがある。 書いたのは3記事くらい。 私は諦めと放り出しの速さに定評がある三日坊主の化身だ。 数年前、このアカウントの以前に運用していたアカウントは、今とさして変わらない投稿ペースに、いただける反応。 なのに、せっかくのこのプラットフォームで、 文を書くことをやめた。 noteを投稿しても、ほとんどいいねがつかない毎日が続く。 今なら思う。 それってとても、誇らしい。 noteという場所誇

          noteは「誰にも読まれなくてもいい」

          ”才能の見つけ方”ワークで『自己理解』を前進させてみた。

          アラサーになり7月頭から休職中の私。 「もう看護師はしない!」と幅広く読書を進めている。 そのなかで八木仁平さんの著作 「世界一やさしい才能の見つけ方」 という本に出会った。 この本のワークを実践してみたら、 今までオリジナルで四苦八苦していた『自己理解』が前進したので、そのワークの経過をnoteに残してみる。 これがあれば、生理5日前ほどから強烈に襲ってくるPMDDで、10分に1回は 「私なんて無価値ゴミ生きていけないこの世の罪(死)」 と喚く私を軽減できるかもしれな

          ”才能の見つけ方”ワークで『自己理解』を前進させてみた。