きょうのまなび #Re:9

この間車のフォグランプが片方点灯しなくなりました。

私の車はもともとフォグランプが装備されていない車なんですが、バンパーを変えることでフォグランプを付けれるようになりました。

が、本来フォグランプが付いていない車なので、フォグランプ用の電源が無いんですよね。だから無理やり電源を引っ張ってきているんですが…、まぁこれが地獄を見ることになるわけですね。


【9回】←これなんの数字か分かりますか?

そう、私の車のフォグランプが点灯しなくなった回数です。

点灯しなくなるたび整備に持って行って直してもらって、そしてまたつかなくなって…この繰り返しです。

その時その時で原因は様々です。無理やり配線しているので線そのものが切れたり、電源を繋いでいる部分が外れたり。

あまり車をいじるたちではないので、自分で見ることはせず整備工場に丸投げすることが多いですが、原因を聞くとだいたい上のような内容です。

そんな中今回の原因は「アースが外れていた」ということでした。

アース?アースってあの家電とかについてる…

いいえ。そのアースではありません。
明確には「ボディーアース」と呼ばれています。

電化製品の「アース」

家電などの電化製品には付いている「アース」。

アースとは接地という意味で、電気を地面に流す為のものです。

家電は経年劣化や使用環境によって、電気が外に漏れてくるようになります。その家電に人間が触れてしまうと感電してしまいます。

アース(接地)をとる理由は、感電を防ぐためにあるんです。

厳密に言うと、感電だけが理由ではありません。過電流などで製品が壊れたり、火災を防ぐためにも付けられています。ただ、大きな理由としては感電防止になるわけです。

(経年劣化や使用環境によって、必ずしも漏電するとは限りません。万一漏電した時の為のものです。)

車などの「ボディーアース」

車にはたくさんの電装品が搭載されています。

ナビ、スピードメーター、ルームランプ、電動シート…etc。動く家電と言っても過言ではないぐらい電気を使用しています。

もちろんヘッドライトやフォグランプもそうなんですが、電装品が作動する前提として「電源にプラスとマイナスで繋がっている状態」でなければ動作しません。

理科の授業でならいましたよね。豆電球に電池を繋いで光らせました。

それと同じことを車でも配線しないといけない訳なんですが、その場合電源はカーバッテリーになります。

カーバッテリーにもプラスとマイナスがあり、電装品をそれに繋げる必要があります。

しかしバッテリーそのものは1つ。プラスもマイナスも1つずつしかありません。そのため、バッテリーから離れた場所の電装品をバッテリーに直接配線しようとすると、配線だらけになり色々と都合が悪いわけです。

そこでプラスとマイナスを別のところから取れるようにしようとし、プラスはヒューズボックスなどから取れるようになりました。

そしてマイナスはというと、、

そう、車のボディーなんです!
バッテリーのマイナス極からは純正のケーブルでボディーに繋がっています。
ボディーは金属で出来ているため電気を通します。
マイナス極を繋げばボディーがマイナス極同様の働きをしますよね。

ですから「ボディーアース」とは、電装品のマイナス側をボディーに繋ぐことを言います。


そして私のフォグランプが点灯しなくなった原因の「アースがはずれていた」というのは、「マイナス側に繋げていなかった」ということとイコールになります。

豆電球もプラスかマイナス、どちらが外れていれば点灯しません。

当たり前の事なんですが、車みたいに中の見えない部分は詳しい人しか分からない、もしくは分解しないと分からないので整備工場に任せるのが1番ですね!

まとめ

家電製品の「アース」は、漏電による感電防止やか電流による故障や火災の発生を防ぐためのものです(アースをとる等と言います)。

車の「ボディーアース」は、車のボディーがマイナス極になっており、「ボディーアースをとる=マイナス極に繋ぐ」ということになります。

同じアースでも、全く意味が違ってくるんですね!

勉強、勉強!笑


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