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220820 w-inds. Live Tour "We are"八王子公演

8/20にw-inds.さんの3年ぶりのツアー”We are ”の八王子公演に行ってきました。

色々あって初日になった、この公演が予定通り開催できること、そして自分が参加できるという機会に感謝しつつ、八王子駅に向かいました。

おそらく、雨の中、八王子駅前の八の文字を模した「絹の舞」のモニュメント前で慶太うちわを掲げて自撮りをしたのは私だけだと思う。
それなりに人がいて、緊張感あふれるミッションでした。笑

場所はJ:COMホール八王子。駅に直結していて昼すぎから降り始めた雨にも濡れることなく、会場にたどりつくことができました。
席は1階、中央通路より少し後ろの下手側。
初めて見るライブの席としてはステージ全体も見れて、演者の姿も肉眼でみられる個人的には好きな席でした。

ステージ上には大きな箱が段々になって台形に組みあがり、両サイドが階段状になっているセットが見えた。
キーボード、ドラムセットも積みあがったブロック上に見えている。立体的なセットをみて「100」を思い出した。
開始時刻を少しすぎて、バンドメンバーが入る。わくわくと緊張感。

「ジャーーーーーン!!」
華やかな音とともに正面に大きな「W」がライトに浮き上がり、大きな箱の辺縁がライン状にきらびやかに光る。
そして台形の頂点からエナメルブラックのジャケットとスリムなパンツでクールなw-inds.さんが登場した。
華々しくはじまった『In Love The Music』は、さながらミュージカルのレビューのようで、ショーの始まりを感じさせ、
一気に歌と踊りの世界に引き込まれた。

本当にはじまった。

そして涼平さんの、まっすぐ伸びる声から始まる『Strip』で " We are "の世界へ。
何度見てもStripのジャケットプレイはかっこいい。ジャケットをめくると涼平さんの黒いインナーには青、慶太さんは赤のラインが見えた。
『Strip』と『EXIT』の2曲の繋がりと疾走感というか勢いが、少し攻撃性を持った歌も衣装とすごくマッチしていて、
とくにEXITはまるでバイクスーツにも見えて一緒に高速をかけて抜けているような感覚に陥る。
(あぁ、このキャストでバディもののハードボイルドなドラマがみたい。。)

イントロで悲鳴を上げそうになる。
『Dirty Talk』に特別な思い入れがある。私がw-inds.と出会った曲だ。

ん?実は今、spotifyでセットリストを聴きながらこの文を書いているのだけど、
そうか、音源にはWe are オンラインショーの時でも見せた、あの慶太さんのスーパーハイトーンフェイクがないのか、と気づいた。
あのフェイクアレンジが耳に残っていて、無いと少し寂しいくらいになってしまった。笑

ステージで慶太さんがスーパーハイトーンフェイクを出した時、涼平さんが「こいつ、やるなー」みたいな顔をしていたのを私は見逃さなかった。
後のMCで涼平さんが「すごかったですね」というと、「いや、正直ここは頑張りどころだと思って」と慶太さんが笑いながらいっていた。
すごい迫力。ほとんど振りはなかったとおもう。最後、ステージの一番上に二人が立って歌いながら手を挙げると、うしろの「W」の電飾と重なって、
あ、「W」になってる。と思った。

「今日は皆さんへの謝罪のため、黒い衣装できました~!」という慶太さんに「いや、だいぶ前から決まってただろ、衣装」とツッコむ涼平さん
「今日の涼平君ちょっと色っぽいよね」というと、「そう?」と決め顔をする涼平さん。
すこし暗めでピンクと紫のライトがたしかに、大人っぽい。笑
変わらず、かわいいやりとりをするMCの後、

『DoU』
この曲のバンドアレンジがとても好き。豪華でより華やかで、緩急がかっこいい。DoUが終わると、
イントロではわからない曲が。となりにいたcrewさんが「きゃっ!!」という感じに飛び跳ねて喜んでいるのをみて、お、レアな曲なのかな?っと思った。

あとで『Yes or No』という曲ということを知った。どうやら当時と全く変わらない振りだそうで、涼平さんは無心に、ロボットのようにその振りをしていたそうです。(と、この後のMC で屈伸のような動きをしながら話していたし、慶太さんにこれはレポで書いてねって言われたので記しておく)

そして、ここからのパートは、もう、言葉にならない。

あの劇的なイントロが鳴ると、中央の台をスポットライトが照らし、パッと涼平さんが出現する。
『Say so long』だ。
TimelessやBluebloodのDVDで観て、何度もライブで聴きたいと思っていた曲だったし、聴けると思わなかったから、思わず声が出そうになった(出しません)
念願の「Say so long」。嬉しすぎて耳に響く、慶太さんの歌声をもっと聴きたくて、思わず目を閉じてしまったため、
ステージの演出は曖昧なのですが、スポットライトに照らされて踊る涼平さんは美しく印象的だったのは覚えている。
ふと、この演出でSometime I Cryも聴いてみたくなった。

切なさマックスのところを畳みかけるように始まる 『If I said I Love you』。
慶太さんの低音が耳ではなく、胸骨あたりに響いて思わず胸元をつかんだのを覚えている。
ステージの段々とスポットライトと音がマッチして、雨の音と二人の声が重なって、ドラマチックで鼓動のような重低音が体中に響いてくるのが気持ちよくて、
終盤はほとんど下を向きながら音に身を任せていた。体中で音を感じて、幸せで切ないまま落ちることまで落とされて本望だった。

ほぼ放心状態の中、真っ暗になった後、ダンサーさんが椅子も持って入り、『Make you mine』がはじまる。
If I said I Love youで落ちることも落とされてからの多幸感あふれる、make you mine。
ラップありバージョンですべて涼平さんが担当していた。大好き。情緒の高低差でくらくらした。
椅子を使った演出が本当に秀逸で、椅子に腰かけながらスローモーションのように体の向きを変えたり、
縦にならべてその上を歩いたり、限られたスペースで魅せてくれるし、片足をあげて座って、椅子を傾けつつ斜めって歌っている慶太さんはほんとうに訳がわからない(褒めている)

素晴らしい多幸感の中、
再び、パッとスポットライトが中央の台を映し出す。

ハットを目深で斜めにかぶった慶太さんが映し出され、MJのような出で立ちで甘い低音で歌い出す。
「その瞳が、その仕草が……もう戻れない、君無しじゃ呼吸もできないよ」

(…すいません、呼吸できないのはこちらです。)

心地よいテンポと慶太さんの低音と高音が織りなす甘い声と歌詞が好きすぎて、何度も聴いたsexy girl。
マスクの中で呼吸困難になりながら、スポットライトに照らされる慶太さんの姿がセクシーで、クラクラしたし、涙が出てきて、訳がわからなかった。

「目が合うと、君のすべてを奪いたくなる」

そう歌う慶太さんはハットを深くかぶり、誰にも目を合わせない。
その「君」を自分に投影することもできるし、はたまた誰かを想う「彼」をみているのかもしれない。

大人w-inds.の品のある色気がとても好きだ。

ここまでの演出だってシルエットだけの部分もあったり、顔が全く見えないパートもあるのに気にならない。
その出で立ちや動きでより想像力をかき立てられ、その先にストーリーを感じたし、今のw-inds.が出すセクシーさに翻弄されて
とにかく、頭の中で「あと10回はみたいあと10回はみたいとあと10回はみたい」唱えていた。(そして、終わってすぐこの言葉をツイートした)
もう情緒の乱高下と呼吸の乱れで酸欠状態のまま、ふらふらしていたら

下手側から甘い声を響かせながら発光体が登場した。(本当に白く光っていたんだよ)

ラインストーンで煌めく白い衣装に身を包んだ金髪色白の涼平さんはライトに照らされると一層輝き、
妖精の国の王子様のようで、そのお姿と極上の甘い声で歌う『In your warmth』をまともに受けている前列の方々が倒れてしまわないか本当に心配になった。甘い歌声が会場を包んで、たぶんみんな癒された。

ここで初めて、先ほどのsexy girlはソロパートだと気づく。

『Little』で二人は合流。

クリスタルとパールで豪華な刺繍を施したジャケットに、細身のパンツを身にまとい、ゆるいパーマをかけたふわふわの髪型も相まって、慶太さんも異国の王子のようで、そう、王子が二人、ステージの上にいた。
台形セットの一番上で、対極に座って優しく歌うLittle。
慶太さんは笑顔で、涼平さんはどこかに想いを馳せているような顔で、美しい歌声をひびかせていた。

衣装について「全身を白にして、さわやかにした!」とか話をした後、

「せっかくの夏ツアーなので、みんなに夏を感じてもらおうと思って」と
慶太さんがギターを持つと、中央の台に座る。観客の無言の何かを感じたのか
「え?俺は楽器ひかないよ??」と涼平さん。(ごめん、ちょっと期待した。笑)

そこから始まる夏ナンバー 『134』
アレンジがさわやかで、つい一緒に踊りたくなる。ギターを弾く慶太さんの側で座って歌う涼平さん。

そして、夏といえば、と懐かしいナンバーをと『夏空の恋の詩』。
二人がきらきら眩しいし、ペンライトを振るのが楽しくて、たくさん会場に手を振ってくれた気がする。
幸せな空間だったなー。
ダンサーさんもタンクトップにシースルーなトップス、首にスカーフを巻いて、とても夏だった。
ハッピーな気分のまま『Show me your love』
楽しいダンスナンバーなのですが、ダンサーさん含め二人が対になって踊る部分があって、向かい合って肩から顔出したり
そう、まさに"手と手を重ね合う"のです。手と手を。そして社交ダンスさながらにクルクルするのです。
楽しそうな顔がどうしてもみたくて双眼鏡で観ていたので、その時の振りはちゃんとみれていないのですが、目と目を見合わせる二人が尊くて、元々大好きな曲ですが、より特別になった気がします。

本当は『With you』に続くのですが、先に134についてのMCに触れたかったりします。

134の歌詞に " 助手席で君はDance”とあるからか、
なぜか助手席で「うぇーい」と踊るパリピな彼女をやる涼平さん。最初はツッコみながら笑っていた慶太さんも

「あ、映像浮かんだから、涼平君、助手席で君はDanceやって?俺は今日は僕にとってBig Chanceやるから」(???)と

パリピな彼女と内気な彼氏役に分かれてをTiktok調にダンスをはじめて、
果ては、「すいません、音くださーい」とバンドメンバーにTiktok用に音をもらう自由なw-inds.さん。

ここをなぜあえてビックアップしたかと言いますと、私、この場面の衝撃がすごくて。
Tiktokってちょっとチープ感があるじゃないですか。しかも、あの二人、ゆっるーいんですよ。
ゆるゆるで手をあげて腰振りながらパリピなカップルやってるんですよ。
そのゆるーいおふざけの中でいきなり「ジャンジャーン!」と本物の音が鳴る衝撃たるや。
こんな豪華の音を聴いていたのかと、思いがけず、生バンドの音の贅沢を実感した瞬間でしたね。うん。

さて、ライブに戻ります、

『With you』でがらっと雰囲気が変わる。
青い光に包まれていた気がする。
突き抜けて透明感あふれるボーカルと広がる音の世界で心がもっていかれて、ペンライトを握りしめて立ち尽くしいた気がする。

続く『We Gotta Go』も『With you』もこれから前にすすむという曲なんでしょうね、力強くてメッセージ性があって
オンラインショーでもこの2曲は並びで歌われてて、二人の決意のようなそんな印象をうけた。

いや、メッセージなんだろうな、たぶん。
ここから続く

『ブギウギ66』は ”夜が明けたら、ゼロからリスタート”で
『New Paradise』は "決められた答えも、順序もない、この道をたどればnew paradise"で
そして『Long Road』はさ?"すべてが明日へとつながっていく Oh My Own Road”なんだもの。

ミックスボイスで歌う慶太さんと昔の慶太さんと似た声で歌う涼平さん。
ブギウギ66のブレイキンはステージの台の頂点でバチっと決めたし、とにかく二人とも楽しそうで、こちらまで嬉しかった。
手もたくさん振ってくれた。

エモエモのまま、ネイビーのWe are Tシャツを着てw-inds.さん登場。

アンコールは

『Forever Memories』   と 『Beautiful Now』

二つの始まりの歌で胸がいっぱいになった。手は拍手しすぎて、すこしジンジンしていた。

はぁ。ライブ部分だけでも書ききれないくらいことがある。

これに加えて、30分くらいのトークショーばりのMC があるのだ。
いきなり床にねっころがって「さむたいむあいくらーい♪」と歌う慶太さんや、頑張れ俺の脚!!ってステージ中央でたたく涼平さんとか、
昔、走りながらトレーニングしていたと、「なによりもーたいせつだったー♪」と歌いはじめて実はアンコールのネタバレしちゃう慶太さんとか、
子供が最前で寝ちゃって、「寝んねしちゃったねー、おこさないように小さな音でライブしよっか」という優しいパパw-inds.とか、

でも、とにかく二人の歌声を堪能フルコースだったと思う。ハイトーンだって出ない可能性だってあったはずなんだ。
病み上がりなんて信じられないよ。ほんと。本当にすごい。すごいな、w-inds.さん。
贅沢な時間をありがとう。



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