見出し画像

12

今、このタイミングでnoteを綴っているのは2つの出来事が重なったから。

1つは今朝、noteで素晴らしい記事を発見したから。
もう1つは、この文を読んでくれるお友達が1人できたから。見てくれる人の存在って大切。ありがとう。

さぁ、ここにはTwitter、𝕏と違って無限に文字が打ち込めるのかな?既に140字突破。大学のレポート以外で長々と文章を綴る機会は久々な気がする。文字を綴るのはスキ。小説書きたいなあとか思ったことは数知れず。ただ、創造力がないんです、。芸術とはかけ離れた人生を送ってきました。

小学生の時から音楽はニガテ。音楽と字の丁寧さだけいつも成績が悪かった。音楽が得意な友達から学年二大音痴に認定されてましたт_т
音楽会も散々、中学でもリコーダー全然吹けなくて、1人だけ何十回もテスト受けてた︎т_т

そんな人生で、当然音楽なんてクソ喰らえと思ってた。

高校生になって、まあ人並みに音楽を聴くようになって。2019年は日本の音楽シーンに新たな風が吹いていた。
Official髭男dism、King Gnu、そしてMrs. GREEN APPLE
この3バンドが大きく売れたのが2019年。音楽を浅く嗜むようになった。でも全然趣味にもならないほど、ほんとに人並み、月並み程度に聴いてた。


半年くらいそんな時期が続いて、2019年の秋頃かな、ミセスっていいな!ってなって。今思えば全然ニワカだけど、周りに好きなバンド聴かれたらミセスって答えるようになってた。全然ニワカだけど。

運良く中学から仲良い友達がミセスファンで、ご飯食べに行くとミセスの話をしたりした。Attitudeのリリースの時もミセスについて話したの覚えてる。
ミセス公式のインスタフォローしたときにはちょうどアリーナツアー前で、グッズの写真が大量に投稿されてて、見るのめんどくさくて一旦フォロー外した気もスル、、

そこからまた数ヶ月が経ち、高校1年生が終わろうとしてた。コロナが世界を襲って、学校は休校。高校生活に思わぬ空白ができた。暇だから勉強をしようと思えるタチではなく、もう少し沢山曲を聴いてみるか〜と思い、ミセスの曲を30曲くらい追加した。


衝撃を受けた。パブリック、愛情と矛先、umbrella。バンドサウンドな楽曲や壮大なバラード。ミセスの代表曲にはない要素を多分に含んでいて、真のミセスを見た気がした。


え、マイナー曲の方がいいじゃん。


後日例のミセスファンのお友達とご飯に行った。曲についてアレコレ話した。そしてアレコレ教えてもらった。


大森元貴がパブリックとumbrellaを高校二年生で作ったことを知った。


それは当日高校二年生にさし掛かろうとしていた自分にとって更なる衝撃を与えた。

  人は純白に輝く生き物だ  それはどうかな?

パブリックの冒頭の一節。とても自分と同年代の人間が書いた詞だとは思えない。


人生何周目なんだテメェ。

大森元貴に関してこの種の感想を抱くことはその後腐るほどあるのだが、その最初はこの時であろう。


もっと知りたい、彼の才能についてもっと知りたい。

そう思い、30曲追加してから間もない時期に全曲ダウンロードした。当時は全部で80曲くらいかな、元々25曲くらい聴いてたから短期間で一気に増えすぎ。

でも当時は幸い時間があった。だって学校なかったんだもん。聴き漁った。その頃には他のバンドには興味がなかった。ひたすらにミセスだけを聴き漁った。

ツキマシテハ、恋と吟。この2曲は何度聴いても鳥肌が立った。鳥肌が立たなくなるまで1ヶ月ほど必要だった。いやもっとかな。

ちょうど当時好きな子ができた。点描の唄が刺さった。告白を決意したのはアンゼンパイの一節。

アンゼンパイ

この曲がなかったら高校生活はもっと味気のないものになってたかもしれない。このこと誰かに話すの初めてかもなー、ハズカチイ、


オンライン授業が始まった。比較的勉強は得意な方だったけど、軽く挫折した。トライさんの動画で漸化式を習った。教科書を見ても全然分からない。ほんとに分からなかった。
辛かった。なんでこんなのオンラインでやらせるんだよ、と怒りまで湧いてきた。

ノニサクウタ

  泣いた。音楽で初めて泣いた。1年前で音楽なんてクソ喰らえだと思ってた人間が。音楽はおろか映画でもなんでも、感動して泣くという経験をして来なかった人間が初めて涙した。いま思い出しても泣きそう🥲


この唄がヒーローだった。音楽に救われた初めての経験。この日からかな、ミセスの音楽が単なる趣味の範囲から人生の支えになったのは。

2020年7月8日

Mrs. GREEN APPLEのメジャーデビュー5周年。初のベストアルバム発売。21時にベストアルバムからTheaterのMV公開。当然待機した。ワクワクした。フェーズ1の完結、どんなものを見せてくれるのか。

結果は思っていたのとは違った。突然の活動休止。衝撃は受けた。ただ、ショックではなかった。

              ではまた会いましょう

庶幾の唄の最後の一節。いつまでも待つつもりだった。半年くらいかな、1年はかかるかな。

活動休止期間中もひたすら聴き続けた。周りからバカと思われるほどひたすら彼らの曲のみを聴いていた。今思うとバカだ。でもそれで良かった。

活動休止期間を共に乗り越えたフェーズ1の曲たちはやはり重みが違う。長かった。

受験期を迎えた。2022年の春にミセスが帰ってくることがわかった。現役合格する大きなモチベーションになった。最後の最後まで彼らの曲に支えられていた。

2022年3月18日

Mrs. GREEN APPLEが帰ってきた。5人ではなくなっていた。当時は受験関係でバタバタしていた。そのことを悲観する余裕も、曲を聴く時間もなかった。

大学生になって音楽を聴く時間が生まれた。他のバンドを聴く機会も増えた。色んなバンドを好きになった。大好きなバンドにも出逢えた。ただ1番が揺らぐことはなかった。

そして今日、冒頭の話に戻るがnoteで素晴らしい記事を見つけた。(前置き長すぎんだろってな)


ミセスの1stフルアルバムのフラゲ日の感想。どこの誰が書いたかも分からない古い感想。執筆者の彼女はもうファンではないかもしれない。ただ、そこには明らかにあの日が閉じ込められていた。Mrs. GREEN APPLEの大ファンである彼女が目の前にいた。あまりにもみずみずしかった。文字は当時の愛をありのまま伝えていた。4年前、ミセスに魅せられていた自分が重なった。

彼女はMrs. GREEN APPLEは自分にとって宗教だったと綴っていた。

4年前から、自分にとってもMrs. GREEN APPLEは宗教だった。Mrs. GREEN APPLEが全てだった。

4年前の晩冬、春の風を感じた頃。ミセスに衝撃を受けた。

奇しくも今日の気候は当時に似ていた。自転車でバイト先に向かう。当然1stフルアルバムであるTWELVEを聴く。順番通りに。

暖かく、でも少し冷たいような、
冷たく、でも少し暖かいような風を浴びる。

完全に4年前の自分に戻っていた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?