コロナにおける

ころなパンデミックのまと最中の外科専門分野全体での遠隔医療の使用パターンの評価

#コロナ

ミシガン州の商業保険請求、外科(おそらく外科系という意味)に来たヒトのパンデミック前と初期、後期にわけて遠隔医療の使い分けを比較した。後期は緊急命令が緩和されて以降の時期である。

主要アウトカムは変換率、1週間あたりの新規患者のテレヘルス受診率を2019年の平均新規週間患者で割った値で評価。次にテレヘルスに転換する可能性が高い専門分野と低い専門分野を調べた。

4405人のアクティブな外科医のうち2588人(58.8%)が、あらゆる患者ケアの場面で利用していた。特に、新しい患者の来院では1182人26.8%が使った。

外科手術を受けた患者は,男性よりも女性の方が多かった.農村部の患者は、非農村部の患者に比べて、遠隔医療を利用する割合が低かった。収入が中央値以下の人は、収入が中央値以上の人に比べて、遠隔医療を利用する可能性が低かった

遠隔医療のピークは週間の34.6%であった、コンバージョンレートは15週にピークに達して2019年の平均週間来院の8.2%週に等しかった。期間2の間、全新規手術来院患者の平均で16.6%が遠隔医療を受けた。

泌尿器科では、第2期の週間テレヘルステクノロジー・コンバージョン率が24.8%と最も高く、脳神経外科では、第3期のピーク時の週間テレヘルステクノロジー・コンバージョン率が20.7%と最も高かった。

ちなみに大腸肛門外科が3.2%(2.1%)、一般外科が4.9%(2.4%)でした。

遠隔医療の使用はミシガン州の外科専門分野全てで増加した。遠隔医療の使用は直接医療が再開され減少させたが、遠隔医療は基本的に高いままであった。

DIscussion では外科がこれまでプライマリー医師よりも遠隔医療が進んでいなかったことを指摘し、遠隔医療を使いにくい分野であることをしてきしています。また、そういうトレーニングを受けていないことと、コロナによる一時的なものであるという認識があるからだと指摘しています。泌尿器科と脳外科で多かったのは比較的画像診断への依存率高い(身体診察への依存率が低い)領域であることを指摘しています。あくまで保険請求のデータベースによるもので民族や臨床データがないことがリミテーションということでした。


遠隔医療、日本ではあまり進んでいない印象ではないでしょうか?処方は一時的に増えましたが、日本政府の方針なのか、結局診察してないから診察料が取れない。その結果、儲けが減るから外来での処方を推奨するという訳のわからないことになってるからみたいですね。(アメリカがどうなっているかは知りませんが。)この先もコロナは無くならないし、日本は1年近くこの状況が続くなら、患者はできるだけ遠隔医療で診療受けたいですよね。

1年経っても何も変わらない。国も飲食業もまだ1年は自粛したり続くと考えてそれなりに適応すべきだと思いますけど、病院もですよね。

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