キャラクターボイス（セリフ）とインフォメーション～極論ではあるけれど抑揚と平坦、極彩色と無色、何がいいのか？という基準は曖昧だ。「正解は何か」と問われればよくわからない、のが正直な気持ち～

2024年1月4日 00:14

公開日　2024年 1月 4日
修正日　2024年 1月 4日

●はじめに
　世の中むちゃくちゃなことはある。でも、それがお仕事なら無茶ではない。今回の記事は、とある配信をみて感じたことをまとめた記事です。

●本質をとらえたコメント～芯を食うってここれか！～

声優のお仕事、業務内容は主に2つある。1つは、アニメや外国映画に声をあてる（セリフ）こと。2つ目はナレーション。違いとしては、前者はキャラクターボイス、後者はインフォメーション。

開始06：16　頃

　なるほどなぁ。確かにそうだ。そういえば、若本さんもどっかのYoutubeで仕事の軸は①セリフと②ナレの2つで、「最近の奴ぁ、個性がない！誰がやっても同じだ。。。」って言ってた気がする。
　極論ではあるけれど、「抑揚と平坦」、「極彩色と無色」、などこの違いを表現すればこんな言葉になるだろうか。

　それでも、この区分は曖昧で、現場で求められるものや品質基準は曖昧模糊って言うのかな。仮にその人が成功している、よく見かける、たくさんの作品に出演しているからと言っても、本人ですらです「正解は何か」と問われればよくわからない、というのが正直な気持ちらしい。

●児童劇団の設立と育成と、自分ができないことをできる人財を増やす。

まだあきらめていないです。自分の育ってきた環境を、この業界のいいところを伝えていきたい。自分ができなくなってきた仕事や環境もあるけど、反対に若い子たちにとってはやりがいがあり、輝やける場所ということもある業界だ。だからこと、そういったことを夢として、ライフワークとして取り組みたい。

開始20:41　頃

　声優として、タレントとして、社長として満足なのかと思っていたけど、そんな夢があったんだ。でも、そうなのかもな。ライフワーク、って言えるものがあることが人間を分厚くして、魅力的にするのかもな。

●売れても俳協に留まり、靴をプレゼントし、完パケを託す！？

インプットの情報量が膨大で、きちんと消化して知識として蓄積されている。もちろん、技術・スキルがずば抜けている。そのスキルの上に演技力としてキャラクターの魅力がのってくる。これは最強だ。

　経営層の目線では、やはり自社に貢献してもらえることは大事。売上というわかりやすいもの、ブランド価値を向上してくれること。それに加えて、裏方、バックヤード業務を担当しているメンバにも気遣いしていくれること、若手を育成してくれる（今ではリスキリング含む）存在はもはや存在自体が企業の事業セグメントと言ってもいいかもしれない。
　靴のプレゼントは、足で稼げ！営業してこいや！ってことではないよ、なんてふざけるところも人間として魅力的。身内を守る！って気概がさらっとできるところが大人だ。